木材売買の未来が変わる……!? AIが森林資源の樹種や品質を予測
2019/07/29
地理情報システム(GIS)をベースとして、衛星画像やセンシング、気象、地理データなどを人工知能(AI)が解析し、効率的な木材売買へと繋げるソリューションがフィンランドで開発中だ。
AIがデータを解析し、
木材売買における手間を削減
「リンダフォレスト」は、フィンランドのスタートアップ企業「コレクティブ・クランチ」が開発している林業マネジメントシステム。
地理情報システム(GIS)をベースとし、衛星画像データやセンシングデータ、気象データ、地理データなどを人工知能(AI)が解析して、林業地ごとの森林資源の樹種やその質量、品質などを精緻に予測する仕組みだ。
CollectiveCrunch
木材生産者は、森林資源に関する精緻な予測を効率的に得られることで、現地調査に要するコストや労力を軽減し、木材生産の効率化や木材の最適な値付けに役立てることができる。また、木材加工業者にとっても、「リンダフォレスト」の予測データは、用途に合った木材を効率的に調達するうえで有用な情報だ。
森林資源のマネジメントや木材の売買を最適化するソリューションとして期待が寄せられている。