【清原果耶インタビュー】 連続テレビ小説「おかえりモネ」いよいよスタート！
2021/05/17
私たちの身近に
林業の仕事があるということ
そして、林業の魅力を
より多くの人へ伝えたい──
新田サヤカ（夏木マリ）は、モネの祖父・龍己（藤竜也）と旧知の仲で、登米の資産家。あだ名が“姫”です。所有する山林を森林組合に託し、カフェや診療所を経営しています。豪快で懐がとても深い女性で、モネは森の「豊かさ」と「厳しさ」をサヤカにたたき込まれていきます。
第1週は、2014年春、モネが高校を卒業し、サヤカの家に下宿して、森林組合の見習い職員として働き始めるところからスタートします。
── 日本は国土面積の約70％は森林で、先進国の中では有数の森林大国です。森は、地球温暖化防止や生物多様性の保全、土砂崩れの抑制、土壌による水質浄化など様々な役に立っています。森林組合で実際に見習い職員として働いてみていかがでしたか？
清原：それまで林業という仕事はものすごく遠いものだったんですが、身近に感じるようになりました。「こんなに身近に林業の仕事がある」ということ、そして林業の魅力をより多くの人へ伝えられるよう、私自身も、キャストの皆さんも、それからスタッフの皆さんも、みんなで撮影を頑張っています！
── 第1週5月17日(月)～５月21日(金)の「天気予報って未来がわかる？」では、東京から人気の気象キャスター・朝岡（西島秀俊）、登米にやって来て町は大騒ぎに……と展開し、「3.11」以来、ずっと誰かの役に立ちたいと思っていたモネは、生き方を模索する中で天気予報の可能性と出会います。
清原：気象予報士の国家試験は合格率約5％という難関です。入門書などを読んで気象の勉強をしました。でも、いろんなものを読みましたが、頭が真っ白になるくらい難しくて。その時は、モネの「私、10分先の未来を予測したいです！」というその言葉に励まされました。
── 最後にメッセージをお願いします。
清原：物語が色鮮やかで、土地や人物、モネ自身の成長の道筋もそうですけど、追いたくなるような言葉もたくさん含まれている物語になっています。みなさんの毎朝を『おかえりモネ』で彩っていければいいなと思います。
プロフィール
清原果耶（きよはら・かや）
2002年1月30日生まれ、大阪府出身。2015年、連続テレビ小説「あさが来た」ふゆ役で女優デビュー。2018年、「透明なゆりかご」（NHK）でドラマ初主演。同作は平成30年度文化庁芸術祭大賞をはじめ数々の賞を受賞。主な出演作に「なつぞら」「螢草 菜々の剣」「マンゴーの樹の下で〜ルソン島、戦火の約束〜」（以上NHK）、「俺の話は長い」（日本テレビ）、映画『ちはやふる -結び-』『宇宙でいちばんあかるい屋根』『望み』『まともじゃないのは君も一緒』など。第44回エランドール賞 新人賞受賞。そのまっすぐな存在感と演技力で、いま最も注目される若手女優のひとり。
連続テレビ小説「おかえりモネ」
＜STORY＞
宮城県気仙沼湾沖の自然豊かな島で、両親・祖父・妹と暮らしていた永浦百音。2014年春、高校卒業と同時に気仙沼を離れ、ひとり内陸の登米市へ移り住むことに。大学受験にことごとく失敗、祖父の知り合いで登米の山主である、名物おばあさんの元に身を寄せたのだ。将来を模索する百音は新天地で、林業や山林ガイドの見習いの仕事をはじめる。
そんな百音に、ある日転機が訪れる。東京から、お天気キャスターとして人気の気象予報士がやって来たのだ。彼と一緒に山を歩く中で、「天気予報は未来を予測できる世界」と教えられ、深く感銘を受ける百音。「自分も未来を知ることができたら」。そして一念発起、気象予報士の資格を取ろうと猛勉強をはじめるが、試験の合格率は５％。勉強が苦手な彼女はなかなか合格できず、くじけそうになるが、登米で地域医療に携わる若手医師や地元の人たちに支えられ、ついに難関を突破する。
上京し、民間の気象予報会社で働きはじめた百音は、この仕事が実に多岐に渡ることを知る。日々の天気や防災はもちろん、漁業、農業、小売業、インフラ、スポーツ、さまざまな事情を抱えた個人…天候次第で人の人生が大きく左右されることを痛感した彼女は、個性的な先輩や同僚に鍛えられながら、失敗と成功を繰り返し、成長してゆく。
……数年後の2019年。予報士として一人前となった百音は、大型台風が全国の町を直撃するのを目の当たりにする。これまでに得た知識と技術をいかし、何とか故郷の役に立てないかと思った彼女は、家族や友人が待つ気仙沼へと向かう決意をする──
出演：清原果耶 鈴木京香 坂口健太郎 永瀬廉 蒔田彩珠 浜野謙太 浅野忠信 西島秀俊 藤竜也 夏木マリ 内野聖陽 ほか
2021年5月17日（月）から放送スタート。NHK総合、月～土曜午前8時ほか。
※土曜日は1週間の振り返り放送
清原果耶さん写真：スタイリスト／井阪恵 ヘアーメイク／窪田健吾(aiutare）
文：脇谷美佳子
