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林業者の取り組み

鳥取で活躍する夫婦林業家に聞いた、『わたしたちの林業のカタチ』

鳥取県はスギやマツ、ヒノキが多く、林業が盛んな地。鳥取県中部森林組合には、日本では珍しい、夫婦で林業に携わる人がいる。ともに林業に従事するメリットは、どんな点にあるのだろう。津村夫妻に日常を聞いた。

鳥取県中部地域の山で活躍
女性でも林業現場に

津村夫婦の仕事は、毎朝8時に始まる。鳥取県中部森林組合に所属する津村佳秀(つむらよしひで)さんと裕子(つむらゆうこ)さんのふたりは、間伐や伐採、搬出が主体の「林産班」に所属し、山から木を切り出す作業を続けている。

「毎日8時ごろには現場の山に到着し、作業を始めます。木を切る人、造材をする人、重機を使って運ぶ人など、4人のメンバーがそれぞれの持ち場で動いています」と話すのは、夫の佳秀さん。

チェンソーの点検をする佳秀さん。

伐採・集材はチェンソーやグラップルソーを操って佳秀さんが、妻の裕子さんは造材から搬出までを担当している。女性で現場に出て作業を担う人が多くはない林業、普段の様子を聞いた。

「私は主に重機を使った作業をしています。プロセッサを使い、伐採した木をつかんで設定した長さに切る造材を行い、造材した木を木材市場など行き場ごとに分類する作業もしています。林業は重労働という印象がありますが、実はそんなことはありません。機械の操作には大きな力は必要なく、女性でも問題なく続けることができました」。

高性能林業機械があるから、女性でも問題なく現場作業につける、と裕子さん。

裕子さんは、車両系建設機械を扱う免許を持ち、いかせる仕事を求めて、林業の世界に飛び込んだ。夫婦一緒に現場に立ち、機械を積極的に取り入れながら、生産量を上げてきた。現在、津村班は、中部森林組合の搬出量の1/6ほどを担っている。


 

夫婦そろって林業
その良さとは

林業に夫婦で従事する人は珍しい。夫婦ふたりで林業に携わることの良さはどのような部分で感じているのだろう。

林業はやればやるだけ稼げる仕事です。天候に左右されることもありますが、現場をできるだけ早くまわせるように、夫婦で話し合い、工夫をしながら進めています」と佳秀さん。休みを一緒に取れることも夫婦で働くことのメリットだと話す。

一方、裕子さんはこう話す。「家に帰ってからも、『明日はこうしよう』『天気が悪いからこれを先にしよう』などと、いつでも仕事の相談をすることができます。直接伝えられるので、コミュニケーションが取りやすく助かっています」。

夫婦で長く林業を続けられるのは、森林組合の助けもあるという。「重機の導入をサポートや、安全のための指導、防護服の支給などをしていただいています」(佳秀さん)。ふたりで連携しながら、林業に従事する津村夫妻。女性も安心して働ける新しい林業の形がそこにはあった。
 

 



⚫『日本伐木チャンピオンシップ in 鳥取』

チェーンソーの腕を競う大会も鳥取県で行われている。2021年11月には『第2回日本伐木チャンピオンシップ in 鳥取』が開催され、全国各地から60名の参加者が集まった。

 

問い合わせ

公益財団法人鳥取県林業担い手育成財団 
TEL:0857-28-0123

▶「緑の雇用」はこちら


文/鈴木有子
写真/青木希仁

Sponsored by 公益財団法人 鳥取県林業担い手育成財団

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