注目キーワード

イノベーション

ドローンで上空から種を蒔く!? オーストラリア発の森林再生ソリューションをチェックしよう

ドローンが自律飛行して、一日で4万本を植樹する!? さらに人工知能の解析技術により、効率的な植樹や生育状況の管理も可能に。オーストラリアで開発された森林再生ソリューションとは?

メイン画像:©Airseed Technologies

オーストラリア独自の
森林再生ソリューションとは

オーストラリアのエアシード・テクノロジーズは、ドローン技術とデータ解析を組み合わせた独自の森林再生ソリューションを開発した。

まず、地形や土壌、生態系を分析して植樹に適した種を特定し、土壌や種に合わせた肥料などを混ぜた種子カプセルを製造。ドローンが自律飛行しながら、土壌硬度に応じて最適な圧力で種子カプセルを投下。1日8時間の稼動で4万本の植樹が可能だ。

従来の植樹作業と比べ25倍速く、コストを80%削減できる。

また、播種後の生育状況を人工知能で分析して森林再生に必要な予防措置につなげる機能も備わっている。エアシード・テクノロジーズでは、このソリューションを通じ、2024年までに1億本の植樹を目指している。

HP:http://airseedtech.com




文:松岡由希子

FOREST JOURNAL vol.9(2021年秋号)より転載

林業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 【2025年版 チェンソー7選】メーカーに聞く「林業向け」機種、最適な1台は?
  2. ベテランフォレスターが徹底比較! 現場目線で語るアイテム試着レビュー【ヘルメット編】
  3. モンベルの2025秋冬・最新林業用品をチェック!視認性を高める配色や機能性に優れた道具を紹介
  4. 「頑張って成果を出す人」と「頑張っているけど成果を出せない人」はどう評価する? 努力と評価の在り方を考える
  5. トウガラシが山を救う!? 高効果&低コスト&環境低負荷の獣害対策アイテムとは?
  6. プロ向け刈払機用ナイロンコード『テラマックス』がオレゴンから発売
  7. 【全機能無料開放中】 山林地図が3Dに!『Groundy』で山林データ管理をもっと簡単に
  8. 林業の仕事を「ゲーム」で体験!? 静岡県の林業合同就職相談会に、林業機械シミュレータが初登場
  9. 【2023年版 大型チェンソー7選】メーカーに聞く「林業向け」機種、最適な1台は?
  10. 雑草に悩む林業者必見! 知っておきたい刈払機の賢い選び方とは?

フリーマガジン

「FOREST JOURNAL」

vol.25|¥0
2025/9/2発行

お詫びと訂正

» Special thanks! 支援者さま一覧はこちら