注目キーワード

イノベーション

ドローンによる自動植樹が森林火災の被災地を救う! カナダ発の10倍早い植樹とは?

世界の森林経営トレンドをお伝えするWORLD TOPICS。森林火災に見舞われたカナダは、ドローンを活用した自動植樹ソリューションを開発した。森林火災からの早期復興に期待が膨らむ。

ドローンで自動植樹
森林火災からの早期復興に寄与

カナダ政府は10年間で20億本を植樹する森林生態系の再生プロジェクトを2021年から展開。2022年10月、ドローンを活用した自動植樹ソリューションを開発するカナダのスタートアップ企業フラッシュフォレストに130万ドル(約1億3000万円)を出資した。

このソリューションは、植林地に合わせて生育に適した樹種を選定し、その種子に養分などを配合した独自の種子ポッドを自律飛行するドローンから自動で播種する仕組みだ。従来の植樹方法よりも10倍以上速く植樹できるため、森林火災からの早期復興にも寄与する。

フラッシュフォレストは今後2年間にカナダ国内の森林火災の被災地で100万本を植樹し、その生育状況を定期的にモニタリングしていく計画だ。



DATA

flashforest.ca


文:松岡由希子

FOREST JOURNAL vol.15(2023年春号)より転載

関連記事

林業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. フリーマガジン「フォレストジャーナル」最新春号 3/29発行!
  2. ベテランフォレスターが徹底比較! 現場目線で語るアイテム試着レビュー【ヘルメット編】...
  3. 【2023年版 大型チェンソー7選】メーカーに聞く「林業向け」機種、最適な1台は?...
  4. 安全性・効率が上がる 林業専用フォワーダ、登場!
  5. ベテランフォレスターが徹底比較! 現場目線で語るアイテム試着レビュー【防護パンツ編】...
  6. KANEKO重機が林業展で薪割り機を発売! モデルチェンジでさらに使いやすく進化!?...
  7. 【2024年最新】データで見る林業の労働災害の現状
  8. 『きちんと応募がくる』林業専門の求人サイトRINDOがオープン! なぜ今、開設?...
  9. 森林認証制度「PEFC」と「FSC」の違いって何? 特徴や取得方法を徹底解説
  10. 木を食べる&木で調理する! 「味覚」から考える木材活用法が続々誕生中...

フリーマガジン

「FOREST JOURNAL」

vol.19|¥0
2024/3/29発行

お詫びと訂正

» Special thanks! 支援者さま一覧はこちら