注目キーワード

イノベーション

ドローンで上空から種をまく!? 森を育てる新たな植林ソリューションとは?

樹種や土壌などから樹木が生育しやすい場所を特定し、ドローンで植林! 今までよりも速く、効率的で、コストを軽減できるのが大きなメリットだ。

ドローンを使った植林方法
その方法が画期的すぎる!

米シアトルを拠点とする「ドローン・シード」はドローン(無人航空機)を活用した植林ソリューションだ。


DroneSeed

ドローンに搭載したカメラで上空から植林用地を撮影し、画像データと地理情報を集約した三次元マップを作成。樹種や土壌などから樹木が生育しやすい場所をセンチメートル単位で精緻に特定したうえで、ドローンが自律飛行し、種子に肥料、病害虫防除剤を混ぜた特殊カプセルを上空からまく仕組みだ。

1回あたりの飛行で最大57ポンド(約25.8キログラム)のカプセルをまくことができる。温室で種から苗木を育て、森林に移植する従来の手法に比べて、より速く、効率的で、コストを軽減できるのが利点だ。

2016年の創設以来、政府機関や自然環境保護団体、製材メーカーらと幅広く提携し、森林火災で失われた森林の再生にも取り組んでいる。

DATA

DroneSeed


TEXT:Yukiko Matsuoka

関連記事

林業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 下刈り回数がゼロに! 造林された苗木の初期成長を促進し、林内作業が低減...
  2. フリーマガジン「フォレストジャーナル」最新秋号 9/30発行!
  3. 流木処理や伐根も!あらゆる作業で活躍!作業効率を高めるOKADAの主力アタッチメント...
  4. 【2023年版 大型チェンソー7選】メーカーに聞く「林業向け」機種、最適な1台は?...
  5. 林業現場でより効率的に、低燃費でも力強く!日本キャタピラーの次世代油圧ショベル...
  6. ベテランフォレスターが徹底比較! 現場目線で語るアイテム試着レビュー【ヘルメット編】...
  7. 【FORESTRISEリポート①】CO2削減を目指す企業と森林をマッチング
  8. プロ向け刈払機用ナイロンコード『テラマックス』がオレゴンから発売
  9. 木を食べる&木で調理する! 「味覚」から考える木材活用法が続々誕生中...
  10. 「稼げる林業の方程式」とは? 4人の林業家を通して見つけた重要ポイントを解説...

フリーマガジン

「FOREST JOURNAL」

vol.21|¥0
2024/9/30発行

お詫びと訂正

» Special thanks! 支援者さま一覧はこちら