FORESTRISE 2026会場でチェック! プラチナ構想ネットワーク参画企業の取り組み
2026/09/08
一般社団法人プラチナ構想ネットワークは、産官学民の総力を挙げて森林資源のフル活用を目指す「プラチナ森林産業イニシアティブ」を展開している。9月16日(水)~18日(金)開催の「FORESTRISE 2026」に出展するパビリオンより、会員企業の注目ブースを紹介する。
環境にやさしい高耐久改質木材
FURANWOODの新たな進化を体験!

FURANWOOD(フランウッド)は、柔らかい国産のスギやヒノキに100%植物由来の「フラン樹脂」を染み込ませて耐久性を高めた、環境にやさしい高耐久改質木材。
今回の展示テーマは「WOOD,EVOLVED. ~木は、もっと進化できる~」。新たな進化を遂げた「NEW FURANWOOD/Advanced Modified Wood」を発表する。
ひとつは「深化」。木材の水分含有量を約6%まで低減し、さらなる長寿命化を追求した。もうひとつは「進化」。経年による美観の変化を抑える「AGELESS」を新たに開発。耐久性だけでなく、「美しさの耐久性」まで高めるという新しい発想だ。NATURAL、GRAY、BLACKの3色を展開。スギやヒノキの可能性を引き出し、日本の山の価値を高めていく。
【ここに注目!】
含水率約6%を実現した新FURANWOODと、経年変化を抑える「AGELESS」を初展示。実物サンプルと象徴的な椅子で、その進化を体感できる。
森林の価値向上を目指す
王子グループの取り組み

64万haの森林を管理する王子グループは、先端技術による森林の多様な価値の「見える化」や、木材生産と生物多様性保全の両立を目指す保持林業の実証を行っている。また川下では木質由来のバイオエタノールや新素材の開発を進め、バリューチェーン全体で連携して森林の多面的な機能を活用した新たなビジネスモデルを推進中だ。
これらを通じて、環境保全と原料供給の両立による「森林の価値(木質バイオマス)」の向上と、化石資源に依存しない「木質由来製品の価値(バイオものづくり)」の向上を目指し、持続可能な未来の開拓に挑む。
【ここに注目!】
森林資源に根付いた事業を基盤に、森林の経済価値化や木質バイオマスビジネスを通じ、サステナブルな社会の実現を目指す。会場では、王子グループの川上から川下までの連携の取り組みを紹介。
木材の新たな価値創造へ
「白い木材」など研究成果を展示

東京農工大学は、森林資源の新たな活用を目指し、木材の天然構造を維持した「白い木材」を開発している。
これは木材からリグニン等を抜いたセルロース素材であり、軽量かつ高い引っ張り強度を持つ。透明化してプラスチックの代替品にしたり、吸水性を活かしてオムツに活用したりと多様な応用が可能だ。
さらに、二酸化炭素を資源化する「炭素耕作」にも取り組んでいる。これらの研究は木材の新たな価値を創造し、林業の活性化と持続可能な森林保全という「生産と利用の好循環」を生み出すものとして期待されている。
【ここに注目!】
ブースでは軽量かつ強靭な新素材「白い木材」の実物を展示。天然の木構造を生かしてセルロースを取り出す技術であり、プラスチック代替など木材活用の未来を実感できる。
FOREST JOURNAL vol.29(2026年秋号)より転載














