運転席は必要ナシ……!? 世界初、木材を運ぶ「自律走行型電気トラック」が登場
2019/07/25
スウェーデンで、驚きの最新トラックが開発中だ。ドライバーによる運転は不要で、オペレーターの遠隔操作でトラックが動く仕組み。公道を走る日も近いかもしれない。
険しい林道をスムーズに走る!
地球に優しい”運び屋”
『ティーログ』は、スウェーデンのスタートアップ企業「エインライド」が開発する世界初の木材運搬用自律走行型電気トラックだ。
Einride
ドライバーによる運転操作を必要とせず、オペレーターが遠隔で操作する仕組み。高度なナビゲーションシステムが誘導する最適なルートに沿い、搭載されたカメラやレーザーレーダーなどを使って、常時、周囲の状況を把握しながら、起伏のある曲がりくねった林道をスムーズに走行する。
Einride
全長7338メートルと、一般的な木材運搬車に比べて小さいが、運転席がない分荷台が大きく、最大積載量は16トン。電気をエネルギー源とするため騒音や温室効果ガスを出さず、バッテリーを1回充電するごとに最長200キロメートルを最高時速85キロメートルで走行できる。
2020年までには公道での走行実験に着手したい方針だ。
DATA
TEXT:Yukiko Matsuoka