注目キーワード

イノベーション

【世界初】木材運搬用電気トラック開発! 製紙大手SCA社に導入へ。脱炭素に大幅貢献

木の「運び方」でも、サスティナブルなあり方が模索されている。スウェーデンのトラックメーカーが開発した、世界初の木材運搬用電気トラックを見てみよう。今年行われた試験走行の結果は一体?

スウェーデンで開発! 世界初の
木材運搬用電気トラック

スウェーデンのトラックメーカー大手スカニアは、製紙大手SCA社スウェーデン林業研究所との提携のもと、世界初の木材運搬用電気トラックを開発。2022年7月にSCAへ1台を納車した。この電気トラックは公道で最大64t、私道で最大80tまで積載して走行できるのが特徴だ。

2022年夏にはスウェーデン北部にあるSCAの木材集積所から製紙工場までの往復30kmを1日6往復する試験走行を実施。この区間で電気トラック1台を導入することにより、年間約5万5000kgの二酸化炭素排出量の削減が見込まれている。

今後、スウェーデン林業研究所が従来の木材運搬車と比較し、エネルギー消費量や生産性、コストなどを検証したうえで、SCAで本格的に導入される計画だ。

SCA社のHPはコチラ


文:松岡由希子



関連記事

林業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 樹上⇔地上の連携をスムーズに! 「特伐のプロ」が選ぶインカムとは?
  2. 山林向けハイスペック刈払機が登場! パワフルでも取り回し◎
  3. 持続可能な林業に貢献するプリノートのフォワーダ。再造林率日本一を目指す宮崎県でも躍動!...
  4. 「安全」を徹底追求! 急傾斜地に強い次世代フォワーダが活躍
  5. 【東京・四国】プロジェクトリーダー募集! SOLABLEフォレストで、未来の森林を一緒に作りませんか?...
  6. 伐採も粉砕もこいつだけでいいーーイタリア生まれの破壊王「FEMAC」
  7. 【2023年版 大型チェンソー7選】メーカーに聞く「林業向け」機種、最適な1台は?...
  8. 人材が定着する組織づくりは、習慣やルールの見直しから! 林業の安全管理と人材育成のポイント...
  9. ベテランフォレスターが徹底比較! 現場目線で語るアイテム試着レビュー【ヘルメット編】...
  10. 今までのハーネスはNG!? 林業現場が知るべき2022年1月新規格のポイント!

フリーマガジン

「FOREST JOURNAL」

vol.21|¥0
2024/9/30発行

お詫びと訂正

» Special thanks! 支援者さま一覧はこちら