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「機械操作が楽しい」。若手が林業現場でやりがいを感じることができる造林機械とは?

スムーズな動きで下刈りを支える、キャニコムの多目的造林機械『山もっとモット』。入社したばかりの社員でも、1人でベテラン5人分の作業をこなすことが可能になると聞いて、北海道 千歳林業の皆さんに話を伺った。

 

入社1年目でバリバリ下刈り
若手が活躍できる背景に機械あり

林業界で先進的な取り組みを行う北海道の千歳林業。栃木社長の意向のもと、社員一同で機械化に伴う作業改革の真っ最中だ。特に軽労化することに加え、人材確保も積極的に取り組んでいる。

取材に行くと、『山もっとモット』が山林内で活躍していた。そのオペレーターは昨年入社したばかりで19歳と若手の内藤さん。中学生の時に特殊なものを学びたいと思い、岩見沢農業高校の森林学科に進学し今に至る内藤さんは現在、造林班に所属している。


「林業がやりたかった。機械の操作は楽しくて、体力的にも楽になりました」

千歳林業 内藤綾人さん
 

林業1年目からオペレーターとして作業を担い、主に『山もっとモット』を操り地拵えと林道の草刈りを担当している。

岩見沢支店支店長である千葉さんは『山もっとモット』の導入後にさまざまな検証を行い、その結果、林道の草刈りについてはベテラン5人分の作業を入社1年目の若手でも1人でやることができると確信をもち、内藤さんに作業を任せたそうだ。


「機械があれば、ベテランの作業を入社1年目の若手でもできますね」

千歳林業
岩見沢支店支店長 千葉大輔さん

 

『山もっとモット』の良いところは、誰が操作しても刈り跡がきれいで同じ仕上がりになる点です。中傾斜地ではまだ人力に頼る場面がありますが、作業者としては体力的にすごく楽になっています」と率直に話す内藤さんは、地拵えではバックホーを並行して動かし効率化しているという。
 

 

千年続く森づくりのために
やりがいのある現場に

近年、カーボン・オフセットや防災の観点からも山林の在り方が改めて注目されている中、千歳林業は1988年の設立以来、未整備森林の手入れを継続して行っている。

経営不振に陥った法人が保有していた山林や、不在村所有者の長期無施業山林、不成績造林地、伐採跡地などを取得し、作業道の開設、除間伐、枝打ち等の森林施業を積極的に行うことで山林に“付加価値”を付けながら面積を拡大している。


「森林資源を継いで残すために、造林を当たり前にやらなくては」

千歳林業 係長 奥村隼右さん
 

今後も基本的に施業方針は変わらないと話すのは同社のブレーンである奥村さん。今後も同社による森林の造林・保育作業は続き、さらに施業範囲を拡大していくだろう。そのためにも栃木社長が目指す機械化は事業の核を支える有用であり急を要する取り組みだ。

「いま我々が木を切るのも、先人たちが植えたものを切らせて頂いているという感覚でいます。なので、われわれも後世に資源を残すという意味で造林・保育することを当たり前にやっていかなければならないと考えています」と話す奥村さん。

一方で「私は林業がやりたくて高校で勉強してきました。やっと希望していた仕事に就けて、どの作業もどの機械を操作しても、本当に楽しいと感じています」と話す内藤さん。

林業を担うベテラン・若手の2人に共通するのは森林整備というフィールドにある作業すべてだ。その作業を次世代につなぎ、やりがいをもって継続していく背景に『山もっとモット』の存在があるのだろう。

機械化は作業を効率化し事業を支えるだけでなく、次世代へ想いを継ぐためのきっかけになるのかもしれない。

内藤さんが下刈り作業を進める様子を見守る、千歳林業のみなさん

DATA

●製品名:多目的造林機械 山もっとモットCG510YS M(モア付)
●全長×全幅:3,875(ステップ収納時3,425)× 1,720mm
●全高:2,255mm
●機械質量:2,340kg
●刈幅:1,545mm40839
●刈高0~320mm
●登坂能力:35°

 

問い合わせ

キャニコム 営業企画推進部
TEL:0943-75-2195


FOREST JOURNAL vol.17(2023年秋号)より転載

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