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森林火災をAIが数分で検知!? 衛星画像を活用した、オーストラリアで進む最新対策

森林火災モニタリングからバイオ素材開発までAI技術が光る林業のいま。各国の次世代林業トピックから新しい林業の可能性が見えてくる? 今回はまさにAI技術をフル活用したソリューションを紹介。

メイン画像:©Fireball.International

森林火災をいち早く検知!
AIによる衛星画像などの分析


©Fireball.International

オーストラリアのスタートアップ企業「ファイアーボール・インターナショナル」は、独自のディープラーニングアルゴリズム「フエゴ」を用いて衛星画像や地上に設置した観測カメラの画像などのデータを分析し、発生から数分以内に森林火災を検知するソリューションを開発。

現在、森林火災の発生リスクが高いアメリカ・カリフォルニア州とオーストラリア・東部を中心にモニタリング、森林火災の発生場所やその規模、拡散率などの情報をリアルタイムで提供している。2022年には、オーストラリア「スペース・マシーンズ・カンパニー」の宇宙輸送システム「オプティマス-1」を用いて森林火災を早期に検知する実証衛星を地球低軌道に送り込み、同国全土をモニタリングできる体制を整備する計画だ。




文:松岡由希子

FOREST JOURNAL vol.8(2021年夏号)より転載

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