木材向け最新SCMソリューションに期待! 英スタートアップ企業&国際非営利団体が開発
2022/05/30
林業におけるサプライチェーンは極めて複雑だ。そこで、イギリスのスタートアップ企業と国際非営利団体が共同開発! ブロックチェーンを活用した、情報一元管理ソリューションが登場している。
ブロックチェーンを活用した
世界の最新SCM技術
「TimberChain」にログインした際のデモ画面
「ティンバー・チェーン」は、国際非営利団体プリファード・バイ・ネイチャーとイギリスのスタートアップ企業iov42によって開発された木材のサプライチェーンを可視化するソリューションだ。
ブロックチェーン技術と第三者認証、木材市場の知見を組み合わせ、木材のサプライチェーンにまつわるすべてのデータをリアルタイムで記録して安全に一元管理し、森林管理者から木材加工会社、木材輸出業者、材木店まで、あらゆるステークホルダーに共有できる。
マレーシアの大手木材輸出業者カール・ロノーでこれを試験的に導入したところ、サプライチェーンの透明性と安全性が向上した。「ティンバー・チェーン」は今後、木材や農産物に幅広く活用される見込みだ。
©Iov42
文:松岡由希子