注目キーワード

機械・ツール

傾斜地での造材ならこの一台! 施業効率アップかつ人手不足を解消できる注目のプロセッサとは?

林業における現場のマンパワー不足を解消してくれる、グラップルプロセッサ。イワフジ工業のチルト機能搭載「GP-35B」は、2017年の発売以来、高い評価を集めている。

チルト機能搭載の「GP-35B」

造材から、木寄せ、積み込みまでを一手に担うイワフジ工業のグラップルプロセッサ「GP-35B。2017年の発売以来、高い評価を集めている一台だ。

群馬県を中心に森林整備・機械販売を行う三山工業(株)で、20年以上に渡りプロセッサを操ってきた林洋仁さんも同機を絶賛する。

「何よりの魅力は最大38度のチルト機能です。斜面に倒れたり、作業道にかかったりした材も、そのまま掴んで素早く造材できます」。

チルト機能によって、フォワーダへの積み込みもスムーズに。

「以前は積み込み用にもう一台、別のグラップルを使っていましたが、それを一台でまかなえます。より少ない人員で現場を回せるようになりました」。


液晶ディスプレイで見やすい、「GP-8コントローラ」(写真左側)。

感圧式タッチパネルを採用した「GP-8コントローラ」の操作性も抜群だという。液晶ディスプレイには測長や樹種をはじめとした、多彩な情報が表示される。

「造材した材積の累計が表示されるのも便利ですね。作業の進捗が、直感的に把握できますから」。

メンテナンス性も向上した。故障検知機能を搭載しているので、電気系のトラブルが発生したときには、故障箇所がディスプレイに表示される。それを修理業者に伝えることで、修繕によるタイムロスも短縮できたという。

最後に林さんに、どんな事業体がGP-35Bを導入するべきか、尋ねてみた。


「GP-35B」導入によって現場を回すために必要な人数が減ったと話す、三山工業の林さん。

「ある程度の傾斜地で素材生産を行う事業体なら、どこでもおすすめです。人手不足に悩む事業体にもぜひ使っていただきたい。施業効率を高めるだけでなく、現場のマンパワー不足を解消してくれる、頼もしい一台です」。

DATA

グラップルプロセッサ GP-35B
適用ベースマシン:11~16t、重量:1165kg、最大許容荷重:1000kg、送り力:16.5kN、枝払直径:3~42cm、切断直径:53cm、旋回角度:全旋回

問い合わせ

イワフジ工業株式会社
TEL:0197-27-0316(販売促進課)


写真:都築大輔
文:松田敦

FOREST JOURNAL vol.4(2020年夏号)より転載

Sponsored by イワフジ工業株式会社

関連記事

森林・林業・環境機械展示実演会

林業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 樹上⇔地上の連携をスムーズに! 「特伐のプロ」が選ぶインカムとは?
  2. 山林向けハイスペック刈払機が登場! パワフルでも取り回し◎
  3. 持続可能な林業に貢献するプリノートのフォワーダ。再造林率日本一を目指す宮崎県でも躍動!...
  4. 「安全」を徹底追求! 急傾斜地に強い次世代フォワーダが活躍
  5. 【東京・四国】プロジェクトリーダー募集! SOLABLEフォレストで、未来の森林を一緒に作りませんか?...
  6. 伐採も粉砕もこいつだけでいいーーイタリア生まれの破壊王「FEMAC」
  7. 【2023年版 大型チェンソー7選】メーカーに聞く「林業向け」機種、最適な1台は?...
  8. 人材が定着する組織づくりは、習慣やルールの見直しから! 林業の安全管理と人材育成のポイント...
  9. ベテランフォレスターが徹底比較! 現場目線で語るアイテム試着レビュー【ヘルメット編】...
  10. 今までのハーネスはNG!? 林業現場が知るべき2022年1月新規格のポイント!

フリーマガジン

「FOREST JOURNAL」

vol.21|¥0
2024/9/30発行

お詫びと訂正

» Special thanks! 支援者さま一覧はこちら