注目キーワード

林業者の取り組み

日本発の植樹手法「宮脇方式」を応用! インドで行われる注目の植林プロジェクト

持続可能な森林経営は、SDGsでも示される世界共通の課題だ。2011 年、インドで「アフォレスト」を創業したシュベンドゥ・シャルマ氏は、植物生態学者の宮脇昭博士が提唱する「潜在自然植生」を応用し、インドで植林プロジェクトを手がけている。

日本発の植樹手法を応用した
インドの植林プロジェクト

トヨタ自動車でエンジニアとして勤務していたシュベンドゥ・シャルマ氏は、2011年、インドで「アフォレスト」を創業した。
 
植物生態学者の宮脇昭博士が提唱する「潜在自然植生」を中心とした混植・密植型の植樹手法を用い、インド内外で植樹サービスやコンサルティングなどを手がけている。「宮脇方式」と呼ばれるこの植樹手法は、従来の10倍の速さで植樹でき、100倍もの生物多様性を実現できるのが特徴だ。
 
シャルマ氏は、トヨタ自動車の代表的な生産方式である「平準化」を応用し、「宮脇方式」の植樹手法を標準化。アフォレストでの植樹実績をもとにノウハウやスキルを文書にまとめ、公式ウェブサイトでオープンソースとして提供している。


文:松岡由希子

FOREST JOURNAL vol.3(2020年春号)より転載



関連記事

林業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 山林向けハイスペック刈払機が登場! パワフルでも取り回し◎
  2. 「安全」を徹底追求! 急傾斜地に強い次世代フォワーダが活躍
  3. 【東京・四国】プロジェクトリーダー募集! SOLABLEフォレストで、未来の森林を一緒に作りませんか?...
  4. 伐採も粉砕もこいつだけでいいーーイタリア生まれの破壊王「FEMAC」
  5. 【2023年版 大型チェンソー7選】メーカーに聞く「林業向け」機種、最適な1台は?...
  6. 持続可能な林業に貢献するプリノートのフォワーダ。再造林率日本一を目指す宮崎県でも躍動!...
  7. 樹上⇔地上の連携をスムーズに! 「特伐のプロ」が選ぶインカムとは?
  8. ベテランフォレスターが徹底比較! 現場目線で語るアイテム試着レビュー【ヘルメット編】...
  9. フリーマガジン「フォレストジャーナル」最新秋号 9/30発行!
  10. 人材が定着する組織づくりは、習慣やルールの見直しから! 林業の安全管理と人材育成のポイント...

フリーマガジン

「FOREST JOURNAL」

vol.21|¥0
2024/9/30発行

お詫びと訂正

» Special thanks! 支援者さま一覧はこちら