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【クラウドファンディング実施中】AR技術搭載の低価格アプリが登場! 森林調査業務の省力化へ

林業に携わっている方であれば、森林調査業務をスムーズにしたいという声をよく聞くはず。そうした要望に応えられるアプリが『Agri-AR』。周囲測量や標準値調査をアプリで手軽に行うことができる。開発中の機能をいち早く体験できるクラウドファンディングが実施中だ。

<目次>
1.農業用スマホアプリ“Agri-AR”に林業用機能が追加
2.高額な機器の導入不要 周囲測量・標準値調査がラクになる

 

農業用アプリ“Agri‐AR”に
林業用機能が追加

林業現場においては、森林調査業務がボトルネック(事業の停滞要因)の一つとなっている。周囲測量でも標準値調査でも近年、内業職員の減少と事業地の増加が相まって事業の遅滞が頻発している。

業務の省力化が喫緊の課題となっている現在、解決策の一つになり得ると期待されているのが『Agri-AR』という農業用アプリ。林業に特化した拡張機能を実装するためにクラウドファンディングが実施されている

AR(拡張現実)の便利さを体感してほしい

『Agri-AR』は農作業におけるシンプルな仕事の効率化に向けてAR(拡張現実)技術を活用したアプリ
農林水産省の令和3年度補正予算「戦略的スマート農業技術等の開発・改良」(生研支援センター)に採択されたことを契機に『株式会社Root』の岸圭介・代表取締役が実質的な開発をスタート。
2024年4月にはアプリ・サービスを公開し、令和5年度の補正予算では農林水産省の「農業支援サービス事業体ビジネス確立支援」に採択。12月に行われたXR(VR/AR/MR)分野での日本最大級のカンファレンス「XR Kaigi 2024」では、XREAL Best Creative賞及びXR Future Pitchにおけるオーディエンス賞を受賞するなど、農業業界以外からの注目も大きい。

『Agri-AR』アプリの魅力は汎用性の高さ。アプリをインストールすれば、スマートフォンをはじめとするあらゆるデバイス、いかなる場所で使える。
 

現在、アプリに実装されているのは以下の12機能となっている。

①平行直線ガイド
②畝・苗シミュレーション
③面積計測
④距離計測
⑤レベル計測
⑥サイズ計測
⑦体積計測
⑧林業用β・速度移動
⑨トラクタ外周算出
⑩AI果樹熟度判定
⑪空間マッピング
⑫気象積算シミュレータ

『Agri-AR』アプリに搭載された機能の一部

 

高額な機器の導入不要
周囲測量・標準値調査がラクになる

『Agri-AR』アプリの林業分野進出の端緒はある出会い。『Agri-AR』普及に向けた岩手県での実演会・体験会に参加していた農業・林業双方を営む平林慧遠さんから「森林作業も安価に効率化できるのではないか」とのアドバイスを得た。

以降、作業内容についてじっくりヒアリングし、以下2つの林業作業用の拡張機能を開発することになった

1. 周囲測量:間伐などの事業地の面積を算定するための測量作業
2. 標準値調査:一定範囲内の樹木数やサイズの計測を行い、対象全体における各種数値を推定調査する作業
いずれの機能も、デバイスのAR機能やGNSS-RTK(高精度位置情報)などを組み合わせて計測、可視化、データ保存などを実現する方式となっている。
機能の内容は、以下のβ版動画でも公開中だ。

 
▼ 開発の現状と見通し
2024年11月から、拡張機能の開発は先行して開始しており、それぞれについてβ版のデモ動画も公開している。

A. 周囲測量β(簡易版)

B. 周囲測量β(GNSS-RTK *1)

*1: GNSS-RTKとは、誤差数cmの高精度衛星位置情報のこと。この方式は最も簡単に1人で周囲測量を実施できるが、ネット接続がない地域では使用できないため、別途「簡易版」の開発も必要。

C. 標準値調査β

拡張機能が実装されれば、2人でやっていた作業が1人でも実質可能となるだけでなく、高額な機器の導入も不要。全国の森林組合など、現場の人間にとって革新的なツールになると見られている。

岸圭介・代表取締役は「現場の方のための『使いやすさ』『分かりやすさ』『費用対効果』の追求や、報告用の帳票出力などの細かい部分の仕上げまでを行います」と使い勝手の良さを追求していくつもりだ。

2025年1月31日まで実施されているクラウドファンディングでは、3,300円で10日間機能が試せるなど、お得なリターンも用意されている。
林業の現場で課題を感じている方はぜひ、チェックしてみてほしい。

 

問い合わせ

株式会社Root
MAIL:info@root-farm.com


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