より遠くから、正確に!ドローン×5Gで林業機械の遠隔操作を実現!
2024/11/04
最新技術が、森を、地球を救う時代なんだ。各国の次世代森林産業トピックから新しい林業の可能性が見えてくる?! 今回はスウェーデンで行われたドローンの遠隔制御テストを紹介する。
ドローンを使った
林業機械の遠隔操作テスト
スウェーデンの通信会社テリアは、ドローンに独自のポータブルモバイル基地局を搭載し、通信環境が限られている地域でも5G経由で林業機械を遠隔制御できるようにするテストを実施した。
プロジェクトグループは2021年11月、スウェーデン北部ティムロー郊外にあるSCAのトルスボダ木材ターミナルで木材積込機を遠隔操作に成功。
そして今回2024年5月初旬に、ヴェステロース郊外のヴィルスボの森林でテストを実施。伐採現場に運ばれた林業機械は、ドローンに搭載された5G技術を使用して接続され、およそ80キロ離れた遠隔制御ラボから操作が行われた。テリア社によると、ドローンは林業機械から約500メートル離れていたが、最大3キロメートルに及ぶカバーエリアを作り出したとしている。
©Telia
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FOREST JOURNAL vol.21(2024年秋号)より転載