世界に挑む! ジャパニーズスピリッツあふれる、やまびこチェンソーの魅力とは?
2023/07/24
国内外の伐木チャンピオンシップで上位入賞を飾る今井陽樹選手が、世界大会にやまびこの国産チェンソーで参戦し、日本人最高成績を更新。そんな今井選手が、やまびこチェンソーに寄せる思いとは?
国産チェンソー
初の海外参戦!
過去3回の国内大会で優勝し、2019年のドイツ伐木技能競技会では海外選手枠1位を記録するなど世界レベルの実力を誇る今井選手。昨年12月にやまびことアンバサダー契約を結び、今年4月の「WLCエストニア大会」には同社が「ECHO」ブランドで海外展開する「CS-7310 SX」(排気量73.5cc)で出場。日本人過去最高となる総合成績11位の結果を収めた。WLCに国産チェンソーで出場したのは今井選手が初めてだ。
そんな今井選手とやまびこのチェンソーとの出会いは昨年8月の地方大会の会場。「当時は国産機で世界大会に行く絵は自分の中で浮かんでいませんでした。でも自分が日本人だという立ち位置で考えると、日本のものを使って世界の舞台に挑戦したいという思いが募りました」。
さっそく同社の技術者との二人三脚による「CS-7310 SX」の細かなセッティングがスタート。メカニックとしてエストニア大会に同行した製品開発本部の大坪朋弘さんは「海外では気温や湿度を始め、燃料の種類も排ガス規制も日本と異なります。初の国際大会への参戦で機械トラブルが心配でしたが、逆に開発者魂に火が付きました」と振り返る。
今井陽樹選手(写真右)と、今井選手の挑戦をサポートする株式会社やまびこ 製品開発本部の大坪朋弘さん。
優れたパフォーマンスを発揮!
技術成果を市販モデルへ
こうして臨んだエストニア大会。今井選手はプロフェッショナルクラスで、総合得点、総合順位ともに日本人過去最高の成績を収めた。「始動性や重量バランスが良く、トルクもあり、耐久性もお墨付きでメンテナンス性も抜群。ジャパニーズスピリッツあふれるやまびこのチェンソーは海外選手の反響も大きかったです」と今井選手。大坪さんは「大会で培った技術を一般向けモデルにフィードバックさせていきます」と語る。
今井選手は昨年5月の「第4回JLC in青森」を始め、過去3回の国内大会で優勝を飾る。
来年のWLCオーストリア大会を見据えてトレーニングを重ねる今井選手。「歴史あるやまびこのチェンソー開発の歴史に加わっていることは自分自身の新しいスタートでもありワクワクします」と日に焼けた笑顔を見せる。
今井選手自ら「運命の出会い」と語るやまびこのチェンソーは、地元群馬での山仕事、そして国内外の大会での力強い相棒として、これからも活躍するだろう。
国内で使うならコレ!
大会使用モデルの同型機
エアクリーナ周辺の粉塵をサイクロン式対流機構で強制排除し、エンジン出力維持とメンテナンス性向上を実現させた「G-FORCE」を搭載。国内初の「六流掃気シリンダー」で、高出力と低燃費・低排出ガスを両立した。
DATA
商品名:新ダイワ E3073DP
排気量:73.5cm³
バーサイズ:60cm
本体乾燥質量:6.7kg
価格:279,400円(税込)
DATA
商品名:共立 CS73RS
排気量:73.5cm³
バーサイズ:60cm
本体乾燥質量:6.7kg
価格:279,400円(税込)
問い合わせ
文:渕上健太
写真:松尾夏樹
FOREST JOURNAL vol.16(2023年夏号)より転載
Sponsored by やまびこジャパン株式会社