生産性・効率性がUP! 林業で活用したい「計測・解析系アイテム」6選
2019/12/17
スマート林業への動きが、どんどん広がっている。活用できるサービスやアイテムを取り入れると、見える化や効率化が実現可能だ。今回は、計測/解析系アイテムを6つ紹介する。
森林資源情報を見える化
3Dレーザー測量
アドイン研究所『OWL』
林内をレーザースキャンし、立木の位置や胸高直径、そして林分あたりの直径分布や材積等の森林情報を算出・集計し、データファイル生成までを一貫して行える。
GISとの連携、立木位置図を利用した間伐シミュレーション等も可能。
効率的に空から測量!
航空・ドローン測量サービス
フロンティアジャパン『山林計測』
高性能ドローンを使い資源量調査や木材の材積調査を短時間で行う。100haが1日で計測可能。迅速かつ安価、広大な土地も対応。
ヤマハ『FAZER R G2』
産業用無人ヘリに、測量機LiDARを装着して行う森林レーザー計測。高密度ながら、高効率でコストを抑えて計測できる。
オプティム『Forest Scope』
オプティムが展開するマルチコプター型ドローンや固定翼機型ドローン。
空撮画像をAIが解析するサービスなどの技術を林業にも応用し、空撮画像から資源量調査を行う。
ドローン関連の
新サービス
トルビズオン『sora:share』
ドローンによる空中使用権を取引できるサービス。
森林をはじめ土地の所有者は、所有地を地図上に登録し、飛行可能領域を指定するだけで空域の販売ができる。
効率的な設計が可能に!
路網設計シミュレーション
住友林業『Forest Road Designer(FRD)』
航空レーザ計測等で得た地形データを使い、林道や森林作業道などの林業用路網を設計。
操作画面上で出発地と目的地を入力するだけで、線形を自動的に設計できる機能も。
台帳と地図を一元化!
森林管理
晃洋設計測量『山守くん Lite』
森林施業を行うために必要な情報と、航空写真や衛星写真、地図を一元化して管理するシステム。測量データを森林簿、山林情報と簡単にリンク付けし、施業に活かすことができる。
FOREST JOURNAL vol.1(2019年秋号)より転載