樹木レポートを自動生成する!? 【世界初】スウェーデン自律飛行ドローンソリューション
2023/01/25
海外の森林管理技術はめざましく進化している。世界初、カメラ付きドローンを用いて樹幹のデータを収集するソリューションを開発した、スウェーデンの注目スタートアップ企業の事例を見ていこう。導入メリットとは?
スウェーデンから! 世界初
樹幹データ収集システムを開発
スウェーデンのスタートアップ企業カタム・テクノロジーズは、カメラ付きドローンを用いて樹幹のデータを収集する世界初のソリューションを開発した。
ドローンが2~3mの高さで森林内を自律飛行しながら独自の記録方式でビデオ撮影し、樹幹のデータを取得。森林分析システムにこのデータを取り込むと、樹木の生育状況などをまとめたレポートが自動で生成される。
従来、森林での胸高直径の測定は人手に頼ってきたが、時間がかかるだけでなく、立ち入りが危険なエリアも少なくない。ドローンとビデオ撮影を組み合わせたこのソリューションは安全かつ効率的に樹幹のデータを収集し、林産物の品質向上や森林管理の適正化に寄与する仕組みだ。
文:松岡由希子