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石油アスファルトを木質原料由来「バイオアスファルト」に! 環境負荷軽減に期待。

オランダではバイオアスファルトの研究開発が進められている。道路建設での環境負荷を軽減し、化石燃料への依存度を低減させるのが狙いだ。2021年には、世界で初めて試験的な導入もされた。

木質原料から抽出した物質を
バイオアスファルトの道路へ

オランダのユトレヒト大学、ワーヘニンゲン食品・生物研究所、バイオベンチャー企業アバンティウムらの産学共同プロジェクト「チャップリンXL」は、植物の木化に関与する高分子物質「リグニン」を用いたバイオアスファルトの研究開発をすすめている。

石油アスファルトをリグニンに置き換えることで、道路建設での環境負荷を軽減し、化石燃料への依存度を低減させるのが狙いだ。

2021年6月にはオランダ北部フローニンゲンでリグニンをベースとしたバイオアスファルトを世界で初めて試験的に導入。木質原料から抽出した約1000kgのリグニンを用いて250mの道路が舗装された。

今後、このバイオアスファルトの技術的・経済的実現可能性について検証していく方針だ。


ユトレヒト大学ホームページはこちら

©Circular Biobased Delta




文:松岡由希子

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