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【人が辞める、どうすれば?】 必要なのは「将来像」人望の厚い先輩社員が大切なワケ

林業における人材の悩み事として、人が辞める・人が入ってこないというのを聞くことがある。どういう職場づくりをすれば問題が解決していくのだろうか。経営支援のプロ・楢崎達也のコラム。

みなさんの職場には、
自分の目標とする先輩がいますか?

「俺は独立独歩に生きていくんだ!」とかなんだかんだ言っても、人生には「こうなりたいな」「ああなりたいな」という人生の道標(みちしるべ)となる人がいてくれると、将来を考えやすくなりますよね。

また、そういう人が身近に存在すると仕事も楽しくなり、その人に能力的に近づいていると感じるだけでやりがいも生まれますよね。

僕は、その人こそが職場での自分の数年後の姿であり、人間的成長の目標そのものだと思います。

課題の解決を求められた際に「にわとりが先か、卵が先か」という議論をみなさん、すぐしますよね(笑)。多くの方がこのジレンマにぶちあたり、「うわぁ〜!」となり、「まあ、ほっとくか。時間が解決するだろう(笑)」という選択をしています。

じつはそれは解決になっていなくて、悪化させているだけなのですね。悪化していてもそれを普通と思えば、普通に見えてくる不思議(笑)。

僕の答えは明快。「にわとりが先」。今、目の前の危機に対処できなければ、その後はないからです。目の前のことに対応しないことは業務怠慢だと思っています。

最近、楢崎に相談される講演テーマ(悩み事)として、「林業事業体から人が辞める」「人が入ってこない」を扱うことが多くなりました。

人が辞めるのは所属組織での自分の「将来像」が見えなくなるからです(下図参照)。

 
林業事業体職員の職場満足度につながる要因


アンケート調査結果を二項ロジスティック回帰分析により5%有意になった設問及び項目を抽出した結果(令和元年度岐阜県経営強化事業)。この調査結果を見ても、みちしるべとなる先輩がいることが重要だとわかる。

 
そして、その人が投影していた「将来像」とは、自分がみちしるべにしていた先輩です。将来を投影していた先輩に「辞める」ことを決断させるような組織に自分が居続けるべきだと考えることは当然できませんよね。

今、組織内にいる従業員に慕われている人、厳しいけれど信頼が厚い人を大切にすることが求められていると感じます。今現在、経営者、管理職についておられるみなさんも、若かりし日、そう感じていたでしょう? 今は孤独でも(笑)。懐かしいですね。

 

PROFILE

FOREST MEDIA WORKS Inc. CEO

楢崎達也


カナダで森林工学を学んだ後、京都大学大学院を経て、大手銀行系シンクタンクにて森林・林業部門、大手林業会社S社の山林部門勤務。現在、同社にて、森林組合の経営改善支援、人材育成カリキュラム作成・運営、森林経営管理制度実施支援、林業×メディア融合、ITソリューションの現場サイドからの設計をしている。次世代森林産業展2022プロデューサー。




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