林業用ヘルメットがクマ対策に!? 仕掛け人に聞く「PROTOS®」は、なぜ有効か
2026/09/18
クマとの遭遇リスクが高まる昨今、いざというときの対策は喫緊の課題だ。そこでいま注目されるのが、ファナージャパンの林業用ヘルメット「プロトス」。実際にクマと格闘した経験を持つ佐藤誠志さんに、その有効性について聞いた。
まずは出会わないように行動。
それでも出会ってしまったら

岩手県を拠点に、YouTubeチャンネル「原生林の熊」を運営する佐藤誠志さん。主に山菜採りを目的に長年にわたり山に入り、野生のクマを観察してきた。
佐藤さんが山菜採りで山に入る際、プロトスを必ずかぶるようになった転機は3年前。山でクマに襲われ、噛まれた経験だ。実際の攻防から「クマは本能的に急所を狙う。まず目と頭を守ることが重要」と痛感したという。その最適解がプロトスだった。スチールメッシュのバイザーが顔を保護し、軽量かつ高いフィット感で、安心して身につけられるからだ。
「クマに近距離で出会ってしまったら、すぐに防御姿勢をとるのではなく、先ずは堂々として様子を伺います。その時に声を出したりしてはいけません。クマが襲って来たら大声を出し、自分の身体を大きく見せて、威嚇します! その時にヘルメットと熊撃退ポールがあると安心です。その準備による心のゆとりこそが生存への大きな鍵となると思っています」。
クマの痕跡を見たら要注意!

山中でクマとの遭遇を避けるには、足跡や糞、木に残された爪痕などのサインを見逃さないことが重要だ
。こうした痕跡は、クマがその場所を行動範囲としている証拠のひとつ。特に新しい痕跡を見つけた場合は近くにいる可能性も考え、周囲を警戒しながら慎重に行動したい。
左から、足跡、爪痕、糞
PFANNER
PROTOS®

PROTOS® インテグラル フォレスト
¥44,000(税込)
佐藤さんが山に入る際、必ず着用しているファナーのプロトス。林業用ヘルメットとしてはお馴染みだが、その軽さやフィット感、メタルバイザーによる顔まわりの保護に加え、アフターケアの観点からもベストな選択だという

顎と首の2点でホールドするチンベルト。激しい動きにも対応するフィット感は、いざという時の安全性もしっかりと担保してくれる。

半帽タイプのように被りやすい一方で、しっかりと後頭部までカバーする。イヤーマフを併用することで、さらに保護力を高められる。
教えてくれた人
原生林の熊工房
佐藤誠志さん

岩手県を拠点に、YouTubeチャンネル「原生林の熊」を運営。主に山菜採りを目的に長年にわたり山に入り、野生のクマを観察してきた。過去にはクマと遭遇し、格闘した経験も。その実体験をもとに独自のクマ対策を発信。講習会や研修の講師として招聘される一方で、「プロトス」の活用も提案している。
佐藤さんのクマ対策の主な装備品
陸上用のスターターをクマ対策グッズとして流用。山に入る前に鳴らすのが佐藤さんの慣例だ。

原生林の熊の山菜採りポール。杖代わりに使え、いざというときは護身用のアイテムとしても使える。

熊鈴。歩いてる時に膝に当たるところに下げて、常に鳴るようにしている。
問い合わせ
◆ファナージャパン
TEL:011-807-5454
◆原生林の熊工房
TEL:090-3364-3048
撮影/烏頭尾拓磨
イラスト/田中 斉
FOREST JOURNAL vol.29(2026年秋号)より転載
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