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火災発生から60分以内に警報発信! 注目の森林火災検知ソリューション

サステナブルな森林経営は、SDGsでも示される世界共通の課題。各国の次世代林業トピックから、新しい林業の可能性が見えてくる? 今回は、ドイツの企業が開発した“森林火災検知ソリューション”をご紹介。

森林火災を早期に検知
被害の拡大を防ぐ

ドイツのスタートアップ企業「ドライアド」は、太陽電池式センサーと大規模IoTネットワークを組み合わせた森林火災の早期検知ソリューションを開発した。樹木に装着したセンサーが気温や湿度、気圧を計測するほか、人工知能(AI)を用いて森林火災の初期段階である燻焼時に放出される気体を検知し、火災発生から60分以内にアラートを発信。

火災発生から数時間~数日後に森林火災による煙流をカメラや人工衛星で検知する既存のシステムに比べて、森林火災を早期に検知し、被害の拡大を防ぐことができる。2020年5月には首都ベルリン郊外の森林で実証実験に成功し、現在、ドイツやアフリカの森林で本格的な導入が検討されている。




文:松岡由希子

FOREST JOURNAL vol.6(2020年冬号)より転載

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