ベースマシン選定は安全装備に着目を! 高性能林業機械『SH135X』で安全性向上へ
2020/08/04
高性能林業重機の導入は、労働災害防止対策として大きな意味を持つが、ベースマシンの選定にあたって安全装備に着目すれば、その安全性をさらに高めることが可能だ。今回は住友建機の高性能林業機械『SH135X』の安全装備についてチェックしよう。
安全装備は、
ハードな現場の命綱
高性能林業機械の導入は、労働災害を減らすための有効な一手だ。なかでも大きな効果が期待できるのはハーベスタやザウルスロボだろう。林業の現場において最もリスクが高いのはチェーンソーによる伐木作業だからだ。高性能林業機械によって作業員がチェーンソーに触れる機械を減らすことは、死亡事故の防止に直結する。
とはいえ、高性能林業機械も万能ではなく、事故の可能性は常につきまとう。それを未然に防ぐにはオペレーターの安全意識の向上が必須だが、乗り手に依存する対策には限界がある。
そこでおすすめなのが、安全装備の充実したベースマシンだ。住友建機『SH135X』はまさにそんな一台。標準的な油圧ショベルに装備される周囲監視のためのFVMモニタはもちろん、作業道の傾斜を図る水準器、倒木や枝葉から機体を守るガードパーツなど、林業に特化した安全装備を備えている。
高性能林業機械を選ぶ際には、作業効率に関わる部分に目が向きがちだが、これからはぜひ安全装備にも注目して機種を選定してほしい。それは必ず労働災害の防止へと結びつくはずだ。
様々な機能を搭載!
『SH135X』はとにかく安全装備が充実した一台だ。ここからは『SH135X』に搭載されている様々な装備や機能をご紹介。
=安全装備 =転倒対策 =障害物察知
ROPSキャブ
転倒時に運転手を守る耐久性の高いキャブ
マフラーカバー
枝や枯葉などの侵入による発火を防ぐ
ヘッドガード
落下してくる枝などからキャブトップを保護
サイドガード
重要な機器が集中する機体の右側を守る
水準器
作業道の傾斜をリアルタイムで計測
消化器
万が一の火災を消化するために運転席に装備
フロントガード
林の衝突からオペレーターを保護
FVMモニタ
左右後方を230度俯瞰でモニタリング
作業灯
日当たりの悪い林分でも十分な視認性を確保
巻取りシートベルト
転倒や落下でオペレーターが機外に投げ出されるのを防ぐ
DATA
バケット容量:0.5㎥
運転質量:13,900Kg
定格出力:76.4kW/2,000min
エンジンメーカー:いすゞ
輸送時全長:7,220mm
輸送時全幅:2,490mm
輸送時全高:2,790mm
問い合わせ
住友建機株式会社
TEL:03-6737-2600
文:松田敦
FOREST JOURNAL vol.4(2020年夏号)より転載
Sponsored by 住友建機株式会社