注目キーワード

機械・ツール

新製品を試乗できる!諸岡の新施設「AMI試験開発デモセンター」がOPEN

スマート林業、スマート農業に対応する製品開発を行う株式会社諸岡が、新開発機のテストや現場体験が可能になる「AMI試験開発デモセンター」をオープン。開所式が行われた。

ゴムクローラを使った不整地運搬のパイオニア、株式会社諸岡。同社では、去る75日、農林業・建設業でのスマート化に対応する製品開発や現場利用体験などの推進を目的に、茨城県稲敷郡阿見町に「AMI試験開発デモセンター」をオープンした。開所式が行われ、代表取締役CEOの諸岡正美さんの挨拶から式はスタートした。

「新商品が出来上がって走行試験をしよう、または動いている現場が見たいという要請があった場合、これまでは、近隣のお客様にお願いして見せてもらうか、東北や北陸まで機械を運んで泊まりがけでテストをするしかありませんでした。そのため、たくさんの方の協力を得て、この度、『デモセンター』を開設する運びになりました」。

6,800㎡の敷地に、最大傾斜約40度の急勾配軟弱地盤エリア、安全に配慮した粉砕エリアなど、試験コースにはさまざまなシチュエーションを再現。最新の諸岡製品の試乗体験がいつでも受付可能だ。ミーティングやテストモニタリングなど、多目的に利用できるオペレーティングルーム、バーベキューなどもできるレクレーションエリアも完備し、多彩な使い方が今後、期待されている。

「近年のICTの活用によるi-Construction、スマート農業、スマート林業など、AIを駆使した開発が進んでいます。私たちももっともっと進めていかなければという使命感を持ち、『AMIデモセンター』の活用を通じて、製品づくりに邁進していきたいと思います」。

なお、ドローンのオペレーター養成場所としての活用も計画中。社員を含む50名がまずは養成講座を受け、一人前のオペーレーターを目指すという。

試験場としてのみならず、今後も多彩な活用で注目を集めそうだ。


株式会社諸岡

AMIデモセンターチラシ


photo&Text:Yukiko Soda

関連記事

林業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 【2023年版 大型チェンソー7選】メーカーに聞く「林業向け」機種、最適な1台は?...
  2. 【東京・四国】プロジェクトリーダー募集! SOLABLEフォレストで、未来の森林を一緒に作りませんか?...
  3. ベテランフォレスターが徹底比較! 現場目線で語るアイテム試着レビュー【ヘルメット編】...
  4. サーキュラーエコノミーの構築へ。少花粉スギ品種のBECCS育苗システム実証実験を開始。...
  5. 【森林・林業・環境機械展示実演会リポート②】環境機械を通じて森林バイオマスの利用促進に貢献...
  6. 天皇杯を受賞した樹苗生産者の三代目が挑む! 再造林率向上に貢献する黒字化経営...
  7. 【森林・林業・環境機械展示実演会リポート⑤】45度までの傾斜地を登坂するラジコン式伐倒作業車...
  8. ベテランフォレスターが徹底比較! 現場目線で語るアイテム試着レビュー【防護パンツ編】...
  9. トウガラシが山を救う!? 高効果&低コスト&環境低負荷の獣害対策アイテムとは?...
  10. 「稼げる林業の方程式」とは? 4人の林業家を通して見つけた重要ポイントを解説...

フリーマガジン

「FOREST JOURNAL」

vol.21|¥0
2024/9/30発行

お詫びと訂正

» Special thanks! 支援者さま一覧はこちら