新製品を試乗できる!諸岡の新施設「AMI試験開発デモセンター」がOPEN
2019/07/26
スマート林業、スマート農業に対応する製品開発を行う株式会社諸岡が、新開発機のテストや現場体験が可能になる「AMI試験開発デモセンター」をオープン。開所式が行われた。
ゴムクローラを使った不整地運搬のパイオニア、株式会社諸岡。同社では、去る7月5日、農林業・建設業でのスマート化に対応する製品開発や現場利用体験などの推進を目的に、茨城県稲敷郡阿見町に「AMI試験開発デモセンター」をオープンした。開所式が行われ、代表取締役CEOの諸岡正美さんの挨拶から式はスタートした。
「新商品が出来上がって走行試験をしよう、または動いている現場が見たいという要請があった場合、これまでは、近隣のお客様にお願いして見せてもらうか、東北や北陸まで機械を運んで泊まりがけでテストをするしかありませんでした。そのため、たくさんの方の協力を得て、この度、『デモセンター』を開設する運びになりました」。
6,800㎡の敷地に、最大傾斜約40度の急勾配軟弱地盤エリア、安全に配慮した粉砕エリアなど、試験コースにはさまざまなシチュエーションを再現。最新の諸岡製品の試乗体験がいつでも受付可能だ。ミーティングやテストモニタリングなど、多目的に利用できるオペレーティングルーム、バーベキューなどもできるレクレーションエリアも完備し、多彩な使い方が今後、期待されている。
「近年のICTの活用によるi-Construction、スマート農業、スマート林業など、AIを駆使した開発が進んでいます。私たちももっともっと進めていかなければという使命感を持ち、『AMIデモセンター』の活用を通じて、製品づくりに邁進していきたいと思います」。
なお、ドローンのオペレーター養成場所としての活用も計画中。社員を含む50名がまずは養成講座を受け、一人前のオペーレーターを目指すという。
試験場としてのみならず、今後も多彩な活用で注目を集めそうだ。
photo&Text:Yukiko Soda