森からはじまる、未来をつくる! 飯能で森林・林業に触れる!
2023/09/08
都心から40分! 水と緑のまち、飯能で地域の森林情報を集約する『はんのう森林プラットフォーム』が誕生した。森林・林業の「きつい、汚い、危険」のイメージを払拭し、持続可能な森林活用を考える。
森林・林業のイメージチェンジ
地域の森林情報を集約
NPO法人埼玉ハンノウ大学は、飯能市と協働で地域資源である森と関わる人の創出を目指した情報プラットフォーム『はんのう森林プラットフォーム』を立ち上げた。
埼玉県の飯能市は、人口約8万人の自然豊かな都市。都心からのアクセスも良く、清流が美しい飯能河原や、天覧山などの自然に恵まれている。
市の75%を森林が占めていることから、森林と人とのより豊かな関係を築きつつ、自然と都市機能とが調和する「森林文化都市」を宣言。飯能市はこの貴重な地域資源である森林の魅力を高めるとともに、将来にわたり健全な森林が継承されることを目指している。
「江戸(東京)の西の川からくる木材」としてその名が付いた「西川材」は、飯能市と隣接する日高市、毛呂山町、越生町にまたがる西川林業地の名産品で、2009年には地域ブランドとして商標登録された。
これらの名産品が生まれ飯能のまちづくりを支えてきた飯能の森林を次世代へ、さらに有益なかたちで繋げる新たな人材が求められている。
そこでNPO法人埼玉ハンノウ大学が飯能市と協働し立ち上げられた『はんのう森林プラットフォーム』を通して、飯能の森林がに携わる林業家や山主、企業や公的機関とともに、持続可能な森林活用を目指し、新しい枠組みを構築するネットワークをつくる。
プラットフォームには飯能の森林・林業に関する様々な情報を掲載していくほか、市内外の方に向けたイベント情報やエコツアー情報など、森に関わる素敵なニュースを随時発信し、持続可能な森林活用を目指している。
森を知る、森を愛でる、
森からはじまる、未来をつくる
また、そのなかで持続可能な森林活用を、様々な視点で生み出すことを目的とした『はんのう森林みらい塾』を開校し、第一期生となる塾生を広く募集している。
『はんのう森林みらい塾』は、森林資源を「糧」としたアイデアやチャレンジを、想像から現実に変えるための「最初の一歩」になる学び舎として誕生する。
近年、日本各地で実施されている林業家育成教育だが『はんのう森林みらい塾』はもっと手前の、「森や林業に興味はあるけれど、関わり方が分からない」という人たちのために、一緒に森を感じ、知るところから始めたいと考えているそうだ。
日本各地や海外から、森林に関わる様々な分野において活躍している講師を招きフィールドワーク、レクチャー、トークセッションなどに「あなたが参加しながら」「あなたにとっての森林との関わり方」を考える、いわば「あなたのための森林体験塾」なのだ。
森林・林業の「3K(きつい、汚い、危険)」のイメージを払拭し「カッコいい」「可能性あふれる」「子どもたちかがなりたい職業」としての森林・林業の新しい「3K」な魅力を一緒に考えてみよう。
はんのう森林みらい塾
受付期間:令和5年8月4日(金)〜 9月24日(日)
講座期間:令和5年10月14日(土)〜 令和6年2月25日(日)
定員:15名 (応募多数の場合、選考となります)
開催期間のうち、計6日間(1泊2日x 3回)
すべての講座に参加できる方。受講料は無料です。
DATA
文:編集部