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都心から通える森林のサブスク!? “山のシェア”という新発想! 5つの魅力をご紹介

都心から車で約1時間の東京・檜原村に「MOKKI NO MORI」誕生! 林業家が整備した森の会員制アウトドア森林フィールドだ。従来のキャンプ場とは一線を画す、これからの森林サービス産業を展開する。

メイン画像:メインとなる「KIKORI FIELD」は森林作業道をハイキングトレイルとして利用できる。会員専用の「森のラウンジ」(写真)も。

本物のアウトドアを体験
人が集うことで山を活かす

2006年の創業から林業の新しい取り組みを発信する檜原村の林業事業体「東京チェンソーズ」社有林と自社が管理する森林を含めた4ヶ所・約45ha(東京ドーム約10個分)の広大な山林を解放した、会員制のアウトドア森林フィールドを2021年10月にオープンした。


甲州古道に面する雑木林を活用した「SENGEN FIELD」。近くにハイキングコースもある。

通常のキャンプ場と大きく違うのは、4ケ所のうち3つが水場や電気などのインフラがない点。トイレも「風の縄文トイレ」と呼ばれる、微生物の力で自然に還すユニークな方法を採用。不便を創意工夫で楽しむ、本物のアウトドアが体験できる。


唯一、電気、水道、水洗トイレ、シャワーを完備した「MOKKI BASE CAMP」。

もうひとつの特徴は、東京チェンソーズが整備を行う、FSC®認証の森に滞在できること。フィールドの1つは彼らの仕事場でもあり、林業の現場とFSC®認証の森を実際に目にできるのも国内では貴重だ。


北秋川の源流に位置する「FUJIKURA FIELD」。プライベートリバー感覚で川遊びが楽しめる。

利用は会員限定、年会費を払えば事前予約でいつでもフィールドが使える。さらに一年を通して会員プログラム(無料※一部有料)が設けられ、親子で参加できるイベントのほか、アウトドアや山仕事の技術が学べる。森の間伐材を利用して薪割りや焚き火、ブッシュクラフトが楽しめるのも魅力的だ。

東京チェンソーズの代表取締役でモッキノモリの共同代表の青木亮輔さんはこう語る。「人が集うことで、山がどんどん良くなる仕組みをつくりたかった」。

採算の取れない森林をサブスク(定額制)のアウトドアフィールドで活用し、森林サービス産業としての新しい価値を見出す。



 

MOKKI NO MORI
のいいトコロ!

風の縄文トイレ

土中の環境整備などを手掛ける「大地の再生」と制作した屋外のトイレ。臭いがまったく気にならない!


火事対策が大事

「アウトドアでいちばん気を付けたいのが火事」と青木さん。フィールドごとに防災用具が用意される。


キコリワークショップ

モッキノモリの会員向けの年間イベントで開催されるキコリワークショップ。冬はキノコのほだ木づくりなど。


ブッシュクラフトも

灌木が多い「SENGEN FIELD」はブッシュクラフトを楽しみたいソロキャンパーにおすすめ。


通える距離

都心から1時間強の地の利を活かし、映画や美術館に足を運ぶ感覚で定期的に通える。

 

DATA

MOKKI NO MORI(モッキノモリ)


MOKKIは北欧で「自然に帰る小屋」の意味。

東京都西多摩郡檜原村本宿697
会員費:
●シングル会員:110,000円/年(税込)
●ファミリー会員:132,000円/年(税込)
 

 


取材・文:後藤あや子
写真:村岡栄治



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