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熱い戦い! 世界伐木チャンピオンシップで、日本人種目別初金メダル獲得! 【前編】

世界中の林業界からチェンソーの猛者が集結する『世界伐木チャンピオンシップ』。2023年はエストニアのタルトゥで開催され、日本人が種目別の初金メダルを獲得した。

チェンソーを正しく安全に使う
それが優勝への近道

『世界伐木チャンピオンシップ』とは、International Association Logging Championships Administration(ialc:世界伐木チャンピオンシップ協議会)が主催するチェンソーによる国際大会のこと。1970年に第1回大会が開催され、当初は年に一度、近年は2年に一度開催されている。

同大会にはスポーツ精神に基づいて、国境を越えて国家を結びつける・参加者と国家間の友好関係を大切にするといった社会的意義があるが、林業においては労働安全と技術の分野における情報交換・国境を越えて新しい機械や設備開発に関する情報交換を促進を目的としている。

2023年の開催地はエストニアのタルトゥ。ヨーロッパを中心に20カ国、合計88名の選手が参加。日本からは、国内大会である日本伐木チャンピオンシップを経て代表権を獲得した選手が出場した。

5種目(伐倒、ソーチェン着脱、丸太合わせ輪切り、接地丸太輪切り、枝払い)の個人種目とリレー種目の団体戦で熱い戦いが繰り広げられた。



アジア人として初
種目別のメダルを獲得

「エストニアのじゃがいも料理が美味しくて、現地で体重が2kgも増えました」と笑いながら話すのは、青森県の林業会社、ウッドホープ株式会社に勤務する岡田望さん。

岡田さんは、今年4月にエストニアで開催されたチェンソー技術を競う国際大会『第34回世界伐木チャンピオンシップ』に出場。

大会では5種目の競技が行われ、岡田さんは丸太を上下2つの方向から垂直に切り、断面の段差や速さを競う種目「丸太合せ輪切り競技」でアジア人として初めて金メダルを獲得した。

5種目の総合成績では惜しくも4位入賞。男子の部では、髙山亮介さん(長野県・有限会社矢守産業)が24歳以下ジュニアクラスの「丸太合わせ輪切り」で銀メダルを獲得している。
 

 



PROFILE

ウッドホープ株式会社所属
HP/ウッドホープ株式会社

岡田望さん (左から2番目)


文:川島礼二郎・編集部

FOREST JOURNAL vol.16(2023年夏号)より転載

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