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【林業機械展レポート】有害物質が少ない2ストロークエンジン専用の混合済み燃料「ASPEN2(アスペン2)」

2025年10月4日(日)~5日(月)、林業イノベーションが集まる展示会「みやぎ2025森林・林業・環境機械展示実演会」が、宮城県石巻市で開かれた。展示されたソリューションのなかから、チェンソーや刈払機、ヘッジトリマー、パワーカッターなど、2ストロークエンジン搭載機器向けのクリーンな燃料「ASPEN2(アスペン2)」を紹介。

有害物質が極めて少ない
2ストロークエンジン専用の混合済み燃料

橋本屋の展示ブース

橋本屋は、自動車・建機・農機具メーカーの研究開発部門向け燃料の調達・販売を主力事業とする特殊燃料専門商社だ。

特殊燃料の供給を通じてエンジン開発に携わるなかで排気ガスの影響を深く理解し、林業現場で作業者が排気ガスを浴びながら働く実情に強い問題意識を感じて、2024年から林業向けの燃料の取り扱いを開始した。燃料を通じて、日本の林業従事者の健康と安全の向上を目指している。

展示ブースでは、同社が今年4月から日本国内の総代理店として販売している、スウェーデンのAspen社の2ストロークエンジン専用混合済み燃料「ASPEN2(アスペン2)を披露した。

ASPEN2の最も大きな特徴は、発がんリスクが高いベンゼンや芳香族などの、健康や環境に有害な物質が極めて少ない燃料であること。1988年にスウェーデンで誕生し、現在は欧州30か国以上で販売されている。欧州の林業現場では標準燃料として普及しており、日本国内でも健康経営に関心のある林業関係者を中心に導入が進んでいる。

DATA

ASPEN2


取材・文/フォレストジャーナル編集部

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