衛星データで森林の変化を四半期ごとに追跡! 森林モニタリングの最新衛星ソリューションとは
2025/03/24

最新技術が、森を、地球を救う時代なんだ。各国の次世代森林産業トピックから新しい林業の可能性が見えてくる?! 今回はアメリカ発の画期的なソリューションに迫る。
メイン画像:©Mast Reforestation
地球観測衛星で世界の森林を
四半期ごとにモニタリング
地球観測衛星の開発・運用や衛星画像の販売などを手がける米スタートアップ企業プラネットは2024年9月、世界の森林を四半期ごとに3mの高解像度でモニタリングする「フォレスト・カーボン・モニタリング」をリリースした。自社が運用する高頻度高解像度衛星「プラネットスコープ」のデータを用いて構築したもので、2020年12月以降の樹冠高や樹冠被覆、地上炭素密度の変化を精緻に可視化する仕組みだ。
四半期ごとに更新される高解像度データによって、森林破壊や森林劣化、森林の炭素動態を詳しく解明できるほか、森林再生に向けた苗木や若木の成長も検知できる。森林モニタリングを進化させる画期的なソリューションとして注目だ。
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文:松岡由希子
FOREST JOURNAL vol.22(2024年冬号)より転載