下刈りの常識を変える、機械導入が加速中! 省力化・コスト削減の実証結果は?
2022/04/22
下草刈りをより効率的に行うため、作業の機械化が各地で進められている。大分県で行った令和3年度の実証では、機械が走行しやすい植栽配置を行った造林地で機械下刈りを実施し、従来型の刈払機での作業と比較した。
機械下刈りの導入が加速中!
実証で証明された確かな効果
今回の実証で使用されたのは、“クレイジーな草刈り体験”としてお馴染みのSLANE TRAC「HC-150」。タフな造りとパワフルな刈り心地が特徴のアイルランド製草刈り用アタッチメントだ。
実証の結果、従来の刈払機ででは7.6人日/haだった作業が、「HC-150」を用いると2.7人日/haに大幅削減。従来の約3倍、作業効率がアップした。また、気になるコストについても、刈払機での下刈りに比べて重機による下刈りの場合、36%のコスト削減効果が見込めるという。
※1:標準単価:直営・間接率31%
※2:計算条件:機械下刈りを前提とした植栽配置、伐採段階から切り株の高さを下げておく、生産性は2.9人日/ha、稼働日数は100日/年、アタッチメント単価は600万円(仮)、重機回送費は1万円/回、1施工地あたり平均面積は2haで計算。
今回はさらに、「HC-150」単体での実証だけでなく、ROTO TILT社の「チルトローテーター」も併用した重機での下刈りも行われた。
チルトの動きが加わると、従前の機械では手の届かなかった領域でヘッドを作動できる。ベースマシーンの向きを変えずにヘッドだけを作業ポイントに合わせた角度で動かすことができるので、不整地で無理なポジショニングをする必要もなくなり、正確な作業を可能にしながら安全性も高まる。
これからの草刈りシーズン、作業を機械化することで安全に生産性を上げ、コストも削減してはいかがだろうか?
今回使用された製品はコレ!
SLANETRAC HC-150/HC-180
細かな作業が得意な草刈用アタッチメント。刈りカスが飛ばず、安全な刈り込みが可能。HC-150は3~5tのベースマシンに、HC-180は6~8tのベースマシンに対応。
ROTOTILT チルトローテーター
アタッチメントとの併用で、アタッチメントヘッドを360度旋回、左右に40度ずつ傾ける(チルト)ことができる。3次元の複雑な動きを手元のレバーでコントロールすることで、作業効率が飛躍的に向上する。
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金子さん
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