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国産機の実力を世界へ発信!やまびこの大型チェンソーがJLCで活躍!

海外メーカー製チェンソーが使われることが一般的な国内外の伐木競技大会。そんな中、「第5回日本伐木チャンピオンシップ(JLC)」では、国産チェンソーの老舗メーカー「やまびこ」がリリースした70ccクラスのフラッグシップモデルで5人が参戦し、上位入賞を飾るなどその性能が実証された。

<目次>
1.国産機が2大会連続で世界大会へ!
2.実戦向け機能で海外展開も視野に
3.カーボンニュートラルに植物由来燃料で挑戦!


国産機が2大会連続で
世界大会へ!

今回のJLCでは、前回大会チャンピオンの今井陽樹選手(合同会社ひのきや)と、横山大蔵選手(下仁田町森林組合)、中林悠平選手(下仁田町森林組合)内田青空選手(株式会社神戸上農林)が「ECHO CS7330P」、伏田光作選手(伏田林業)が「shindaiwa E3073DP」で参戦した。

「ECHO」「KIORITZ」「shindaiwa」ともにやまびこの販売ブランドで、3機種ともにブランド名と型番は異なるものの外装を含めて仕様は共通。排気量73.5cc、最大70cmのガイドバーを装着できるプロ仕様のハイスペックマシンだ。

横山選手は決勝で2位となり、9月に開催予定の「第35回世界伐木チャンピオンシップ(WLC)」への出場権を獲得。予選1位通過で決勝に臨んだ今井選手は惜しくも6位となり、WLC出場は逃したものの、昨年出場した「第34回WLC」での「5種目総合得点」の日本記録を保持した。

横山大蔵選手(群馬県、下仁田町森林組合)。「第35回世界伐木チャンピオンシップ」(WLC)への出場権を獲得。

横山選手は第35回WLCにやまびこの70ccクラスチェンソーで出場を予定しており、今井選手に続き2大会連続で国産機がWLCに登場する見通しだ。

今井陽樹選手(群馬県、合同会社ひのきや)。「枝払い競技」で種目別1位を獲得。「5種目総合得点」の日本記録を保持。

 

実戦向け機能で
海外展開も視野に

やまびこは2021年から70㏄クラスチェンソーの販売を開始。伐倒競技が盛んな欧州などを視野にグローバルブランド「ECHO」による海外展開にも力を入れている。

「接地丸太輪切り競技」に対応したスパイクを搭載し、ソーチェーンを脱着しやすいスパー式スプロケットや競技に合わせた3種類のガイドバーをオプションで用意するなど、プロ選手たちのニーズに応えている。製品の心臓部であるエンジンをアルミ鋳造や金属処理などを含めて自社一貫体制で作り上げるこだわりも健在だ。

やまびこジャパンの櫻さんは「今井選手たちにより国産機で伐倒競技に臨む選手も少しずつ増えてきました。国内メーカーとしてアフターサービスにも力を入れ、競技を通して得られた知識や経験、ノウハウをこれからも製品づくりに役立てていきます」と話す。


 

カーボンニュートラルに
植物由来燃料で挑戦!

ETG燃料で温室効果ガスの削減に寄与!

やまびこはカーボンニュートラルにつながる新燃料の研究開発にも取り組んでいる。今回のJLCでは、森林伐採での廃棄物や植物残渣などを発酵させたエタノールを化学合成した「エタノールtoガソリン(ETG)燃料」を、73シリーズで出場した選手5名に提供した。櫻さんは「機械の操作性やパワー、加速性など、ガソリンと遜色ない出力を体感してもらいたいです」とPRする。

やまびこの国産大型チェンソーは、環境への対応も含めて、世界レベルの進化を続けている。


 

DATA


ECHO CS7330P
本格伐倒作業から伐木競技まで使用できる、国産のハイエンドプロソー。73.5㎤の大排気量を引き出すドライブトレインで、優れた鋸断性能を発揮する。エアクリーナ周辺の粉塵をサイクロン式対流機構で強制排除し、エンジン出力維持とメンテナンス性向上を実現させた「G-FORCE」を搭載。国内初の「六流掃気シリンダー」で、高出力と低燃費・低排出ガスを両立。
排気量:73.5cm³/本体乾燥質量:6.7kg/価格:289,300円(税込)

問い合わせ

やまびこジャパン株式会社
TEL:0428-32-6181


FOREST JOURNAL vol.20(2024年夏号)より転載

Sponsored by やまびこジャパン株式会社

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