人力カウントからICT検知へ! 計測精度アップと計測時間短縮を実現したアプリとは
2020/10/06
手間がかかる原木椪の検知作業にアプリを活用している現場が増えている。そこで今回は、国土防災技術株式会社のスマートフォン用の原木椪検知アプリ「AI丸太検知くん」を紹介しよう。
アプリの導入現場続々!
約4分で高い精度の検知結果
素材生産現場での原木椪の検知作業は非常に大きな手間がかかる。大事に山から伐出した原木を計測漏れやダブルカウントしないように気を遣いながら、末口の直径を計測し、野帳に記録しなければならない。また、事務所に戻れば、野帳に記録した原木データをパソコンに入力しなければならない。
この手間を一気に解消してくれるのが「AI丸太検知くん」だ。検知だけでなく、連続撮影機能、アルバム取得機能なども備わっている。既にご存知の方も多いかもしれないが、全国でユーザーが増えており、2020年7月時点で既に21企業・4官公庁等への導入実績がある。
使い方の手順は簡単だ。椪にピンクマーカーを取り付け、アプリで撮影し、認識ミスをスマホ画面上で修正するだけ。300本程度の通常の椪であれば、撮影から結果が出るまで約7分で終了だ。ユーザーの皆さんが心配な、結果の本数精度はほぼ100%、直径精度は95%以上。その効果が検証され、実用化が進んでいる「AI丸太検知くん」。皆さんもぜひ、活用してみてはいかがだろうか。
検知にかかる所要時間
(出所)FOREST MEDIA WORKS Inc.による実証結果
原木カウントの精度
(出所)FOREST MEDIA WORKS Inc.による実証結果
平均4分で完了!
「AI丸太検知くん」の利用STEP
①撮影する
ピンクのマーカーを設置して、AI丸太検知くんアプリで写真撮影し、認識開始
②認識漏れを確認
撮影した写真を確認して、認識漏れがあれば、画面上で追加認識
③結果を表示!
人力では数えきれない小丸太の計測も99%の精度でスムーズに完了!
DATA
※アプリはiOSのiPhone、iPadに対応。アプリの入手は、App Storeストアではなく、下記問い合わせ先までご連絡ください。
問い合わせ
国土防災技術株式会社
事業計画部 ICT担当 鶴谷昌弘
TEL:03-5843-7575
株式会社竹谷商事
営業グループ 土井浩二
TEL:06-6661-6946
FOREST JOURNAL vol.5(2020年秋号)より転載
Sponsored by 国土防災技術株式会社 & 株式会社竹谷商事