樹冠長や幹、微地形を正確に把握! ヤマハの森林計測サービスで生産性の向上を
2020/09/29
森林管理における生産性向上をサポートするべく、無人ヘリ技術をフル活用し、高精度で効率的な計測サービスをスタートしたヤマハ発動機。ドローンや有人ヘリとの違いとは?
ヤマハだからこそできる、
高精度のレーザー計測
無人ヘリコプター技術のノウハウを生かし、高精度な森林計測サービスをスタートしたヤマハ発動機。産業用無人ヘリコプター「FAZER R G2」に計測機「LiDAR」を装着することで、有人ヘリによる計測の100倍(約1,000点/㎡)以上の計測密度を実現した。
●樹冠長や胸高直径まで正確に
毎秒60万発のレーザーが幹や地面にまで届くので、立木本数だけではなく、林内の詳細なデータが得られる。
左:約100点/㎡での計測事例(ドローン一般事例)、右:約2,900点/㎡での計測事例(ヤマハ)
●あぜ道など微細な地形も把握
「CS立体図」は、長野県林業総合センターが考案した微地形表現図。航空レーザ測量成果をもとに、森林総合研究所 大丸氏が作成した「CS Map Maker」を使用して作製。
航空写真では読み取れない、あぜ道などの細かな段差も測定。公図などと組み合わせれば境界明確化に活用できる。
●広範囲を高精度で効率的に
航行時間は約100分。1日で最大100haの森林を高い精度で計測できる。
こんなシーンで活躍!
①所有者への意向確認
所有者へ森林の現況を伝え、森林管理の意向を伺う際の基礎資料となる。
②伐採計画作成と実績の管理
計測した森林のデータは、施業計画の立案に活用できる。
③境界の明確化
計測で得た詳細な地形図や林相図は、境界明確化の助けになる。
④危険地の把握
地形図や生育状況などから、山くずれなどが起きやすい急斜面も特定できる。
ヤマハの無人ヘリ技術で計測!
ドローンや有人ヘリとの違いは?
立木だけでなく、樹冠長や胸高直径、地形まで測定できるのは、樹木の幹や地面に斜めからレーザーを照射しているから。有人ヘリでは不可能な長時間の低空飛行ができる無人ヘリだからこそ可能なことだ。
またドローンに比べて圧倒的に航行時間が長く、低速で飛び続けても余裕を持って帰投できることも特徴のひとつ。それによって、2,900点/㎡という高密度の計測が実現した。
様々な角度のレーザーが到達する。
DATA
航続距離:90km / 積載重量:最大35kg
※燃料6Lの場合
担当者VOICE
ヤマハ発動機株式会社
先進技術本部 NV事業統括部 事業開発部
加藤 薫さん
当社で30年以上に亘って培ってきた無人ヘリ技術をフル活用し、高精度で効率的な計測サービスをご提供いたします。森林管理における生産性向上にお役立てください。
問い合わせ
ヤマハ発動機株式会社
先進技術本部 NV事業統括部 事業開発部
TEL:0538-32-9948
yamaha-aviation@yamaha-motor.co.jp
FOREST JOURNAL vol.5(2020年秋号)より転載
Sponsored by ヤマハ発動機株式会社