注目キーワード

機械・ツール

機械を長持ちさせるためにはまず清掃から! 下刈り機のパーツ別メンテナンス方法

メンテナンスの基本は「清掃」。まず、汚れたところをキレイにする。それを日々心がけておけば、故障や異常も早く見つけることができる。パーツごとの注意点をチェックしよう!

メインパイプ

パイプに曲がりや変形がないか確認する。異常な振動がある場合は、ドライブシャフトが変形していたり、摩耗していることが多いので確認することが必要です。
 

ギアケース

使用頻度にもよりますが、最低でも各シーズンごとに注入口より耐熱グリースを補給します。ギアを回転させながら補給すると全体に塗布されます。
 

刈り刃

取付ボルトに緩みがないか確認。割れや欠け、曲がり、チップの破損等がないか確認し、一箇所でも問題があれば要交換。刃先が摩耗していれば、研磨または交換します。
 

飛散防護カバー

取付部に緩みがないか確認。割れや欠け、破損がないか確認し、一箇所でも問題があれば交換します。

エンジン

エアクリーナーエレメント
作業後は必ずキレイにしておきましょう。パーツクリーナーをキャブレター側から吹き付け、エアコンプレッサーで掃除します。
 
マフラー
マフラーに煤が詰まっていないか確認してください。下刈り機はハーフスロットルで使いますので、煤が溜まりやすい傾向にあります。
 
スパークプラグ
エンジンのかかりが悪いと思ったら、まずプラグを確認しましょう。電極の角が丸くなっていたり、極端に煤がこびりついて汚れていたら交換時期です。
 

下刈り機の仕組み

エンジン式下刈り機は、その動力によりパイプ(竿)の中のドライブシャフトが回転しギヤヘッドを介して刃が回転する仕組みになっています。対してバッテリー式はギヤヘッドにモーターが付いている場合と、エンジン式と同じ場所にモーターがある場合があるので注意が必要です。
 

監修

円陣株式会社

奈良県吉野地域にて「premium shop HUSQVARNA NARA」を運営。またネットショップ「ENGINE」も展開し、顧客は全国に広がる。


FOREST JOURNAL vol.4(2020年夏号)より転載

林業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 【2025年版 チェンソー7選】メーカーに聞く「林業向け」機種、最適な1台は?
  2. ベテランフォレスターが徹底比較! 現場目線で語るアイテム試着レビュー【ヘルメット編】
  3. モンベルの2025秋冬・最新林業用品をチェック!視認性を高める配色や機能性に優れた道具を紹介
  4. 「頑張って成果を出す人」と「頑張っているけど成果を出せない人」はどう評価する? 努力と評価の在り方を考える
  5. トウガラシが山を救う!? 高効果&低コスト&環境低負荷の獣害対策アイテムとは?
  6. プロ向け刈払機用ナイロンコード『テラマックス』がオレゴンから発売
  7. 【全機能無料開放中】 山林地図が3Dに!『Groundy』で山林データ管理をもっと簡単に
  8. 林業の仕事を「ゲーム」で体験!? 静岡県の林業合同就職相談会に、林業機械シミュレータが初登場
  9. 【2023年版 大型チェンソー7選】メーカーに聞く「林業向け」機種、最適な1台は?
  10. 雑草に悩む林業者必見! 知っておきたい刈払機の賢い選び方とは?

フリーマガジン

「FOREST JOURNAL」

vol.25|¥0
2025/9/2発行

お詫びと訂正

» Special thanks! 支援者さま一覧はこちら