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オープンデータを活用した森林情報ツールって? スマホでも簡単に利用可能!

今やデータは膨大に存在する時代。それをどのように有効的・効率的に活用するのかが問われていくだろう。北欧フィンランドでは、林業に役立つデータがオープンデータとして公開されている。その活用方法を見ていこう。

地図ベースの森林情報ツール
「ウッズアップ」

北欧フィンランドでは、2018年3月から、国内の約6割の森林を対象に、樹木の種類や生育状況などの情報をオープンデータとして公開している。

フィンランドのスタートアップ企業ビットコンプが開発した「ウッズアップ」は、これらのオープンデータを活用した地図ベースの森林情報システムだ。パソコンのほか、モバイル端末でも利用でき、樹種や胸高直径の平均値、収穫量、伐採予定時期など、条件に合った林分をマップ上で検索できるほか、現地調査で得た情報や画像をマップに記録できる機能などを搭載。

これまでに製材メーカーや木材流通業者など、700社以上で導入されており、用途やニーズに合った木材の調達先の開拓に役立てられている。

©BitComp Oy


文/松岡由希子

FOREST JOURNAL vol.2(2019-20年冬号)より転載

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