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効率と安全性を追求! 2019年注目の「最新林業マシン」3選

多種多様な林業機械・製品が存在するが、林業機械の普及の流れとトレンドは、これからどう動く? 「一般社団法人林業機械化協会」の二口文彦さんにお話いただいた。

「安心・安全」が最たる目標

林業の現場では、減少傾向にはあるものの、残念ながら不慮の災害が起きています。こうした災害を少しでも減らそうと、近年、効率性だけでなく安全性も求めた林業機械が多数開発され販売されています」と、二口さん。

林業従事者から支持されている機械や製品はいくつもあるが、例えば立木の伐倒作業、路網作設、グラップル作業を1台でこなす『フェラーバンチャザウルスロボ』(開発「松本システムエンジニアリング」)。

他には、同径同強度でほぼ同じ伸び率のワイヤーロープと比較して約1/6の軽さで、柔軟性のある素材で握っても怪我をしない、ハサミやカッターでもカットできる『林業用エースライン®D』(開発「東京製鋼繊維ロープ株式会社」)等が挙げられるという。

また、本年2月に「労働安全衛生規則」の一部を改正する省令が施行され、チェンソーを使用して作業を行う際には、防護衣を着用することが義務化された。ソーチェーンが触れると、内部に織り込まれた特殊な繊維が絡みつき、ソーチェーンの動きを止める防護衣が多く出回っているが、現在、各メーカーの防護衣やチャップスが品薄状態だという。

さらに、チェンソー操作にかかる特別教育規程も変更となり、特別教育の科目の一部の受講が免除される講習会(補講)も実施しているとのこと。

今後、作業現場での安全を確保するため、さらに趣向を凝らした製品が登場するのは確かなようだ。林業機械は、これからどのように進展するのだろう。

「林業機械の究極のかたちは、“無人化”された機械です。一連の作業を機械が自動で行うようになれば、安全性が大幅にアップするでしょう。すでに一部メーカーが、こうした機械の開発に着手しています」

効率性と安全性を追求!
2019年注目製品3選

リモコン式伐倒・集材作業車

ラプトル(2020年12月発売予定)
松本システムエンジニアリング株式会社

傾斜地では、ハーベスタ等の従来の伐倒機械が進入できないところも多いが、本製品は、傾斜地に進入可能で、リモコン操作により伐倒・搬出を行う小型車両。

集材作業の自動化に向けた架線集材機械

BLG-16R回生充電式ラジコンロージンググラップル(発売時期未定)
イワフジ工業株式会社

架線集材において、伐倒木を掴むロージンググラップルの自動化に向けて木材を画像認識するシステムを採用した機械。油圧式集材機を自動制御して、荷掛け位置と荷下ろし位置間の搬器の移動・停止を自動で行う。

傾斜地で作業可能な下刈機械

山もっとジョージ(2019年6月発売)
株式会社筑水キャニコム

傾斜のある造林地を走行し、林地での作業に耐えられる車体と下刈りだけでなく、障害となる伐根の粉砕も可能な多目的造林機械。


●話を聞いた人
一般社団法人林業機械化協会 事業部長
二口文彦さん

DATA

一般社団法人林業機械化協会
東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル2F
2019年12月14日~15日にかけ、沖縄県営奥武山公園で「2019森林・林業・環境機械展示実演会」を開催予定!

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