「ウッドデザイン賞2021」受賞作品が決定! “木のある豊かな暮らし”最優秀賞の行方は?
2021/11/01
"豊かな未来へ向けて『木のある暮らし』をデザインする"「ウッドデザイン賞2021」受賞作品191点が、10月14日(木)に選出された。今後も最終審査の結果から目が離せない。
今年度で第7回目
「ウッドデザイン賞」とは?
「ウッドデザイン賞」とは、木の良さや価値を再発見させるモノ・コトについて、特に優れたものを表彰する顕彰制度だ。林野庁が補助しており、”木のある豊かな暮らし”の普及・発展、国産木材利用の推進を目指している。
応募対象作品となるのは、木材利用促進につながる建築・空間、木製品、取組、技術・研究等、木に関するあらゆるモノ・コトだ。木づかいを推進するすべての人が応募できる。書類による第一次審査・審査委員長の赤池学氏による第二次審査を通過した作品には「ウッドデザイン賞」が付与され、さらにその中から最優秀賞、優秀賞、奨励賞が選出・表彰される。
入賞すると「ウッドデザインマーク」の使用が認められ、各種展示会への出展等によるPRなどの特典・広報を受けることができるのも魅力だ。
「ウッドデザイン賞2021」
今年の受賞作品は?
2021年受賞作品の一部。
上段左から
●「ZOZO本社社屋」
●「morinos」
●「魚津市立星の杜小学校」
●「組子「麻の葉ちらし」シリーズ」
下段左から
●「木製の冷凍ご飯容器「COBITSU」」
●「TANZAKU Lamp」
●「モリまちスタンド in考えるパンKOPPE」
●「日本の銘木BIM化 ーオンラインでスマートフォンから閲覧し、3Dデータのダウンロードも可能。新しい購入のきっかけにー」
今回は433点の応募があり、昨年を上回る応募総数であった。多様なステークホルダーが協働したもの、木材の魅力を活かした空間や機能性と美を両立した木製品など、多くの優れた作品が受賞した。
審査委員会は、建築家の隈研吾氏、プロダクトデザイナーの益田文和氏、コミュニティーデザイナーの山崎亮氏ほか、各分野の第一線で活躍する豪華な顔ぶれによって構成されている。
過去の最優秀賞
受賞作品をチェック!
過去の最優秀賞受賞作品。
上段左から
●2020年受賞「有明体操競技場」
●2019年受賞「日本初となる中高層木造ハイブリット建築を実現する技術の実証」
●2018年受賞「江東区立有明西学園」
下段左から
●2017年受賞「ノーザンステーションゲート秋田プロジェクト」
●2016年受賞「コンセプトカー SETSUNA」
●2015年受賞「『みんなの材木屋』発 森と暮らしを創る六次産業化モデル」
過去の最優秀賞受賞作品は、かたちは車から学校施設まで、地域は東京や秋田と多岐にわたる。今回はどのような作品が選ばれるのだろうか。
最終審査の結果は
11/24(水)に発表
今後は、ウッドデザイン賞を受賞した191 点の中から最終審査が行われ、最優秀賞1点、優秀賞数点、奨励賞数点が選出・表彰される。発表は11月24日(水)だ。
今後も賞の行方から目が離せない。
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