北陸最大級の屋内木育広場がオープン! 「木育の町」池田町で、森と木の魅力にふれる
2020/03/30
福井県池田町に北陸最大級の屋内木育広場「あそびハウス こどもと森」がオープンする。「木によって子供たちを育む町」を掲げる同町のおすすめ木育スポットと併せて紹介する。
森のふしぎを
遊んで学べる屋内広場
子供たちが木に触れ、遊びながら森を体験できる。北陸最大級の屋内木育広場「あそびハウス こどもと森」が、2020年4月※、福井県池田町にオープンする。
町の面積の約92%を森林が占める池田町は、木目の詰まった良質の材「池田杉」の産地としても知られている。そんな豊富な森林資源を生かすたに2015年に町を挙げてスタートしたのが「木望のまち プロジェクト」だ。これまでも木育やバイオマス利用の推進、木材を用いた商品の開発などに取り組んできた。
「あそびハウス こどもと森」も同プロジェクトの一環だ。メインターゲットは小学生。館内は、池田杉のジャングルジムで遊べる「森のアスレチック」、積み木や組み立ておもちゃで自由な創造力を育む「組み立ておもちゃホール」、自然の素材を使ったクラフト体験や自然学習などに利用できる「クラフトルーム」の3つのエリアで構成されている。また、館外には広大なスペースで遊べる「あそびテラス」も設けた。
施設内の各所に森や木の不思議を学べる仕掛けがあるので、頭と身体をたっぷり使って森に親しむことができる。屋内施設にこだわったのは、雨の多い福井の気候を踏まえてのこと。天気を問わずに家族で遊べる、新たなお出かけスポットになりそうだ。
※オープン時期は、新型コロナウイルスの影響により変更の可能性有。
池田町の森を遊びつくせる!
小学生未満の小さな子ども連れも楽しめる施設として、「あそびハウス こどもと木」も同館に併設された。床や壁に池田杉をふんだんに使った「赤ちゃんルーム」は0歳児からでも利用できるほか、小さなボール状に加工した池田町の広葉樹が敷き詰められた「木の玉プール」や、高さ1.5mの「杉のウッドクライミング」など、全身で木のぬくもりを感じることができる。
同じく池田町内の「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」では、本物の森のなかでアクティビティを楽しめる。標高339mの尾根から地上60mの高さを滑走する「メガジップライン」、樹上に広がる森のジャングルジム「アドベンチャーパーク」など、刺激的なアトラクションが満載だ。
「木によって子供たちを育む町」をめざす池田町の取り組みは、今後、地域活性化の事例としても注目を集めていくだろう。
DATA
TEXT:松田敦