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宇宙から「地球全体の森林バイオマスをマップ化」する!? 観測衛星、打ち上げ間近!

欧州宇宙機関(ESA)は、衛星リモートセンシングによる地球全体の森林バイオマスを観測するプロジェクトを進めている。初めてのレーダーも搭載するヨーロッパ最新の人工衛星。その目的や計画とは一体?

メイン画像:仏トゥールーズの試験場に搬入された、人工衛星に搭載されるアンテナ。

ヨーロッパ発プロジェクト
2024年に打ち上げ予定

欧州宇宙機関(ESA)では、地球観測衛星ミッション『バイオマス』の計画をすすめている。森林バイオマスの分布や動態を定量的に把握し、炭素循環における森林の役割の解明に役立てるのが目的だ。


仏トゥールーズの試験場に搬入された人工衛星。

重さ1250kgの人工衛星には従来のマイクロ波レーダーよりも波長が長いPバンドの合成開口レーダー(SAR)を初めて搭載。高度666km地点からレーダーが森林の樹冠を貫いて森林の高さや森林バイオマスを精緻に観測し、地球全体の森林バイオマスをマップ化する。

欧州航空宇宙大手エアバスの子会社が製造した人工衛星は2022年11月にフランス・トゥールーズの実験場へ搬入され、環境試験が行われている。いよいよ2024年にはフランス領ギアナのギアナ宇宙センターから打ち上げられる予定だ。

ESAのHPはこちら


文:松岡由希子



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