注目キーワード

政策・マーケット

木のイメージを180度チェンジする! 国産材の新たな可能性を追求するクリエイティブ・アワードが開催

株式会社ロフトワークは国産材の需要創出・利用拡大を支援するプロジェクト「WOOD CHANGE CHALLENGE」を立ち上げた。プロジェクトの中心になるのは、国産材の活用アイデアを募る「WOOD CHANGE AWARD」だ。

単なる木質化ではなく
木へのまなざしを変える
アイデアを

クリエイターによる国産材の「チェンジ(変換・転換・更新・拡張)」をコンセプトに掲げる本プロジェクト「WOOD CHANGE CHALLENGE」。「あたたかみがある」「リラックスできる」「環境にやさしい」といった木に対する既存のイメージにとどまらない、国産材の魅力を大胆に「チェンジ」するアイデアを募集し、これまでにない新しい木材需要の可能性を追求していく。
 

 
そのため木材に関する専門知識や加工技術を有したクリエイターだけでなく、「なんだか木が気になる」「ただただ木を偏愛している」といったように、木材に関心を持つクリエイターの幅広い参加を期待しているという。

プロジェクトの核となる「WOOD CHANGE AWARD」で募るのは、「木へのまなざしを変えるアイデア」

さらにサブテーマとして「MATERIALITY(木の特性の活かし方をチェンジするプロダクトのアイデア)」「ACTIVITY(木と人との関係をチェンジするアイデア)」「STORYTELLING(木を使うことのイメージをチェンジするコニュニケーションのアイデア)」という3つを設ける。



具体的な作品やプロダクトだけでなく、コンセプトスケッチやコンセプトムービーなども審査の対象となる今回のアワード。

事務局も「プロダクトデザイナーや建築家だけなく、プランナーやコミュニケーションデザイナー、グラフィックデザイナーなど、ユニークな視点と創造することに長けたクリエイターにもぜひ参加してほしい」と呼びかける。

「ウッドチェンジには「Would change(もしかしたら変わるかも!)」という、もうひとつのメッセージが込められています。単に既存の製品やプロダクトのマテリアルを木に置き換えるのではなく、「木にはこんな使い方もあったのか!」と見る人を驚かせるような斬新なアイデアをお待ちしています」と事務局。

また現在、クリエイターのインスピレーションを引き出すことを目的に、「MATERRIALITY」「ACTTIVITY」「STORYELLING」の実践例を展示する「WOOD CHANGE Exhibition」が、2021年1月11日までロフトワークの運営するFabCafe Tokyoで開催中だ。

同エキシビジョンはFabCafe Kyoto(2021年1月15日〜1月30日)、FabCafe Nagoya(2021年2月2日〜2月15日)でも順次開催される。

WOOD CHANGE AWARDの募集期間は2021年2月15日まで。

DATA

WOOD CHANGE CHALLENGE


取材・文:福地敦

関連記事

林業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 【2023年版 大型チェンソー7選】メーカーに聞く「林業向け」機種、最適な1台は?...
  2. 改正JISに適合した防護ズボンに切り替えを! いち早く対応を開始したトーヨの想い...
  3. フリーマガジン「フォレストジャーナル」最新春号 3/29発行!
  4. ベテランフォレスターが徹底比較! 現場目線で語るアイテム試着レビュー【ヘルメット編】...
  5. 林業従事者が利用する防護服の安全規格とは? ポイントを紹介!
  6. ベテランフォレスターが徹底比較! 現場目線で語るアイテム試着レビュー【防護パンツ編】...
  7. 木を食べる&木で調理する! 「味覚」から考える木材活用法が続々誕生中...
  8. 安全性・効率が上がる 林業専用フォワーダ、登場!
  9. 森林認証制度「PEFC」と「FSC」の違いって何? 特徴や取得方法を徹底解説
  10. 今までのハーネスはNG!? 林業現場が知るべき2022年1月新規格のポイント!

フリーマガジン

「FOREST JOURNAL」

vol.19|¥0
2024/3/29発行

お詫びと訂正

» Special thanks! 支援者さま一覧はこちら