下刈り作業の人手不足を解消! ミニ油圧ショベルに装着できる草刈りアタッチメント
2020/07/30
地拵えや下刈りで活用できるアタッチメントだが、実際現場ではどのように使われているのだろうか? 今回は、草刈りアタッチメント 「FLAIL-CUT」が導入された現場『鹿児島県南大隅町/駿河木材有限会社』を訪ねて、お話を伺った。
草刈りアタッチメント
「FLAIL-CUT」とは?
ヨーロッパ製の草刈りアタッチメント。パワフルな回転刃が枝葉も容易に粉砕するため、地拵えでは巻き落としが不要になる。また、下刈り時には箱形の覆いが誤伐を防ぐため、一気に作業を行うことが可能だ。さらに重量は140kgと軽く、ベースマシーンへの負担も小さい。
ミニショベルに対応!
装着できる建機は2~8tクラス。だから下刈りでも活躍する。
メンテナンスがラク!
取り外しが簡単で、メンテナンスの手間がかからないのも魅力。
現場の負担軽減とともに
次世代につなぐ山づくりを
鹿児島県南大隅町/駿河木材有限会社の場合
山を傷めない丁寧な作業を徹底する経営方針を一貫させてきた駿河木材。2年前に就任した3代目の大竹野千里社長も、その姿勢を引き継ぎ、真摯に山に向き合う。「山づくりは世代を超えて受け継がれることが必要。自分ができることをしっかりやっていきたい」と決意を語る。
従来は国有林の請負作業が中心の経営だったが、「山は大切な資産なんだと山主さんに思ってほしい」からと、民有林の仕事も少しずつ増やしている。
素材生産や造林作業に従事する駿河木材。同社では一緒に働く仲間を募集中だ。
同社は、少人数経営で従業員の高齢化も進む中、地拵えや下刈りを少しでも機械化することで現場の負担軽減を図る。「現在は地拵えに使っていますが、道端から機械の手が届く場所の下刈りにも使いたいです」(大竹野社長)。造林作業でも機械利用が体系化されれば、作業道などのインフラ整備が進むことが期待できる。
創業者の大竹野勝身会長は林業一筋50年。高まる植林ニーズに対応するため、昨年から苗木生産にも参入。
国内ユーザー直販は
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バリバリその場で粉砕
FH80
刈りカスが飛散せず、安全に刈り込み
HC150
草~竹~木まで1台でOK
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PROFILE
KANEKO重機 代表取締役
金子 薫氏
問い合わせ
TEL:0274-67-7832
文:赤堀楠雄
FOREST JOURNAL vol.4(2020年夏号)より転載
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