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機械を長持ちさせるためにはまず清掃から! 下刈り機のパーツ別メンテナンス方法

メンテナンスの基本は「清掃」。まず、汚れたところをキレイにする。それを日々心がけておけば、故障や異常も早く見つけることができる。パーツごとの注意点をチェックしよう!

メインパイプ

パイプに曲がりや変形がないか確認する。異常な振動がある場合は、ドライブシャフトが変形していたり、摩耗していることが多いので確認することが必要です。
 

ギアケース

使用頻度にもよりますが、最低でも各シーズンごとに注入口より耐熱グリースを補給します。ギアを回転させながら補給すると全体に塗布されます。
 

刈り刃

取付ボルトに緩みがないか確認。割れや欠け、曲がり、チップの破損等がないか確認し、一箇所でも問題があれば要交換。刃先が摩耗していれば、研磨または交換します。
 

飛散防護カバー

取付部に緩みがないか確認。割れや欠け、破損がないか確認し、一箇所でも問題があれば交換します。

エンジン

エアクリーナーエレメント
作業後は必ずキレイにしておきましょう。パーツクリーナーをキャブレター側から吹き付け、エアコンプレッサーで掃除します。
 
マフラー
マフラーに煤が詰まっていないか確認してください。下刈り機はハーフスロットルで使いますので、煤が溜まりやすい傾向にあります。
 
スパークプラグ
エンジンのかかりが悪いと思ったら、まずプラグを確認しましょう。電極の角が丸くなっていたり、極端に煤がこびりついて汚れていたら交換時期です。
 

下刈り機の仕組み

エンジン式下刈り機は、その動力によりパイプ(竿)の中のドライブシャフトが回転しギヤヘッドを介して刃が回転する仕組みになっています。対してバッテリー式はギヤヘッドにモーターが付いている場合と、エンジン式と同じ場所にモーターがある場合があるので注意が必要です。
 

監修

円陣株式会社

奈良県吉野地域にて「premium shop HUSQVARNA NARA」を運営。またネットショップ「ENGINE」も展開し、顧客は全国に広がる。


FOREST JOURNAL vol.4(2020年夏号)より転載

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