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伐採残渣がジェット燃料に? アラスカ航空が持続可能な航空燃料を調達

世界中でカーボンニュートラルの達成に向けて動いている。そんな中、アメリカのアラスカ航空は、持続可能な航空燃料の調達に乗り出した。これは、伐採残渣を原料とする画期的な取組みだ。

カーボンニュートラルの達成へ
持続可能な航空燃料を調達

アメリカのアラスカ航空は、2040年までのカーボンニュートラルの達成を目指し、バイオジェット燃料メーカーのジーボと契約を締結。2026年から5年にわたって計1億8500ガロン(約7億リットル)のSAF(持続可能な航空燃料)を調達する計画だ。

この契約の締結に先立ち、2016年11月には、ワシントン大学やジーボらとの提携のもと、伐採残渣を原料とする再生可能代替ジェット燃料を世界で初めて商用機に採用した。

太平洋岸北西部の森林から排出された枝葉などの伐採残渣を用いて1,080ガロン(約4,910L)の代替ジェット燃料を製造。通常のジェット燃料にこの代替ジェット燃料を20%混合したものを使用し、シアトルからワシントンD.C.までの約3,750kmの試験飛行に成功している。



DATA

Alaska AIRLINES


文:松岡由希子

FOREST JOURNAL vol.15(2023年春号)より転載

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