世界初・木材由来のトイレ!? 浴室産業の環境負荷低減に貢献。肌に木のぬくもりはいかが
2023/01/18
衛生陶器の生産工程は、実は二酸化炭素排出量が多い。それに代わる環境負荷の低いソリューションとして登場したのがなんと、「木材由来の便器」! フィンランドのインテリアブランドの、今後の商品化に注目だ。
フィンランド発!
環境負荷低減に貢献する便器
フィンランドのインテリアブランド『ウッディオ』は、生産工程で二酸化炭素排出量が多い衛生陶器に代わる環境負荷の低いソリューションとして、木材由来の便器を世界で初めて商品化した。
木材チップと樹脂からなる耐衝撃性の高い独自のバイオ素材によって便器の耐久性を十分に担保し、便座に座ると木材らしい温もりを肌に感じられるのが特徴だ。既存の便器用洗浄システムに対応し、家庭で手入れしやすいように防汚コーティングが施されている。
ウッディオではこの便器のほか、洗面台やバスタブなど、17品目以上を商品化。今後、これまでの開発で培ってきた知見を他の商品にも応用し、トイレ・浴室産業の環境負荷の低減に貢献する方針だ。
文:松岡由希子