注目キーワード

イノベーション

木質繊維が主原料!? プラスチック製包装材に代わるサステナブルな新素材が登場

サステナブルな森林経営は、SDGsでも示される世界共通の課題。各国の次世代林業トピックから、新しい林業の可能性が見えてくる? 今回はフィンランドからプラスチックに代わる新素材を紹介しよう。

木質繊維を主原料とした
プラスチックに代わる新素材

フィンランド技術研究センターから2015年に独立したスタートアップ企業パプティックは、プラスチック製包装材に代わる独自のサステナブル素材を開発・製造している。

この素材は、木質繊維を主原料とした生分解性素材で環境にやさしく、丈夫で繰り返し使用でき、使用後はダンボールなどの原料に再利用できるのが特徴だ。また、軽量で薄く、耐水性に優れ、印刷しやすいため、買い物袋や郵送用封筒、食品包装資材など、幅広い用途に活用できる。

これまでに、フィンランドの百貨店ストックマンやソコス、チョコレートブランドのファッツェルなどで買い物袋や商品パッケージに採用され、2020年度の売上高は前期実績から3倍に拡大している。

©Paptic Ltd.




文:松岡由希子

FOREST JOURNAL vol.7(2021年春号)より転載

関連記事

林業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 樹上⇔地上の連携をスムーズに! 「特伐のプロ」が選ぶインカムとは?
  2. 山林向けハイスペック刈払機が登場! パワフルでも取り回し◎
  3. 持続可能な林業に貢献するプリノートのフォワーダ。再造林率日本一を目指す宮崎県でも躍動!...
  4. 「安全」を徹底追求! 急傾斜地に強い次世代フォワーダが活躍
  5. 【東京・四国】プロジェクトリーダー募集! SOLABLEフォレストで、未来の森林を一緒に作りませんか?...
  6. 伐採も粉砕もこいつだけでいいーーイタリア生まれの破壊王「FEMAC」
  7. 【2023年版 大型チェンソー7選】メーカーに聞く「林業向け」機種、最適な1台は?...
  8. 人材が定着する組織づくりは、習慣やルールの見直しから! 林業の安全管理と人材育成のポイント...
  9. ベテランフォレスターが徹底比較! 現場目線で語るアイテム試着レビュー【ヘルメット編】...
  10. 今までのハーネスはNG!? 林業現場が知るべき2022年1月新規格のポイント!

フリーマガジン

「FOREST JOURNAL」

vol.21|¥0
2024/9/30発行

お詫びと訂正

» Special thanks! 支援者さま一覧はこちら