カード決済で植林に寄付する世界初の木製デビットカードが登場
2020/12/16
イギリスから世界初の木製デビッドカードが2021年から世界で展開予定。見た目もユニークなこのカードはどのような仕組みで社会貢献ができるのだろうか。
支払いするたびに植樹
社会貢献ができるカード
「ツリーカード」とは、世界初の植林寄付型木製デビットカードだ。FSC(森林管理協議会)の認証を受けたサクラ材を原料とし、ICチップには使用済みペットボトルを再生したプラスチックが用いられている。
発行手数料や年会費は無料で、マスターカードの加盟店で利用可能。決済ごとに加盟店から得られる手数料収入の8割を世界各地の植林活動に寄付し、決済金額45ポンド(約6300円)ごとに1本が植樹される。また「ツリーカード」のモバイルアプリでは、利用履歴とともに、これまでに植樹された本数を閲覧できる仕組みだ。
「ツリーカード」は、2021年以降、各国で順次展開される予定。2026年までに100万本の植樹を目指す。
©TreeCard Ltd.
文:松岡由希子
FOREST JOURNAL vol.6(2020年冬号)より転載