メーカー担当者に聞いた! チェンソーの賢い選び方
2020/10/23
林業従事者にとって“相棒”と呼ぶべき存在がチェンソーだ。作業に適したチェンソーを使うことで、作業は効率的になる。あらゆる林業従事者を満足させるチェンソーとは、どのようなものなのだろうか。
ここに注目!
チェンソーの選び方
主流のエンジン式に加え、バッテリー式も選択肢に!
林業従事者にとって主流であるエンジン式のメリットは、種類が豊富であること。同じ排気量でも特別な機能を有したモデルや、さらにオプション機能を選ぶことができる。だから自分の作業にピッタリの一台を選びやすい。
気になるのは、近年話題に上ることも多いバッテリー式だ。「バッテリー式はライトユーザー向け」と考えられがちだが、その進化は凄まじく、今回お話を伺ったSTIHLではプロ仕様もラインナップしている。エンジン式と比較すると、振動や騒音が少ないから疲れにくいというメリットがある。
機能の違いに目を向けて選ぶ
林業従事者がチェンソーを選ぶ際は、機能の違いに目を向けることを提案したい。国内外の企業が様々なチェンソーを販売しているだけでなく、各社が続々と独自機能を開発することで、チェンソーの高性能・高機能化が進んでいる。ひと昔前の製品と、最新機種とでは、かなりの性能差が生じているのだ。
STIHL製品を例に挙げると、プロ向けのモデルは、パワーウェイトレシオに優れた軽量、ハイパワーで高耐久設計、作業快適性などプロの過酷な要求に応えるハイパフォーマンスのモデルとなる。
また、エンジンを完全電子制御する“M-Tronic”はあらゆる環境下で常に最高のパフォーマンスを発揮し、エンジン始動も簡単。従来品と比較してフィルター性能を長く維持できる“ロングライフエアフィルター”は、メンテナンス頻度と部品交換コストを下げる優れものだ。
さらに、世界で初めて“インジェクションシステム”を搭載したモデルも登場した。
このような機能の違いに目を向けることで、自身のニーズにマッチしたチェンソー選びができるはずだ。