注目キーワード

エコ・地域づくり

北陸最大級の屋内木育広場がオープン! 「木育の町」池田町で、森と木の魅力にふれる

福井県池田町に北陸最大級の屋内木育広場「あそびハウス こどもと森」がオープンする。「木によって子供たちを育む町」を掲げる同町のおすすめ木育スポットと併せて紹介する。

森のふしぎを
遊んで学べる屋内広場

子供たちが木に触れ、遊びながら森を体験できる。北陸最大級の屋内木育広場「あそびハウス こどもと森」が、2020年4月、福井県池田町にオープンする。

町の面積の約92%を森林が占める池田町は、木目の詰まった良質の材「池田杉」の産地としても知られている。そんな豊富な森林資源を生かすたに2015年に町を挙げてスタートしたのが「木望のまち プロジェクト」だ。これまでも木育やバイオマス利用の推進、木材を用いた商品の開発などに取り組んできた。

「あそびハウス こどもと森」も同プロジェクトの一環だ。メインターゲットは小学生。館内は、池田杉のジャングルジムで遊べる「森のアスレチック」、積み木や組み立ておもちゃで自由な創造力を育む「組み立ておもちゃホール」、自然の素材を使ったクラフト体験や自然学習などに利用できる「クラフトルーム」の3つのエリアで構成されている。また、館外には広大なスペースで遊べる「あそびテラス」も設けた。

施設内の各所に森や木の不思議を学べる仕掛けがあるので、頭と身体をたっぷり使って森に親しむことができる。屋内施設にこだわったのは、雨の多い福井の気候を踏まえてのこと。天気を問わずに家族で遊べる、新たなお出かけスポットになりそうだ。

※オープン時期は、新型コロナウイルスの影響により変更の可能性有。



池田町の森を遊びつくせる!

小学生未満の小さな子ども連れも楽しめる施設として、「あそびハウス こどもと木」も同館に併設された。床や壁に池田杉をふんだんに使った「赤ちゃんルーム」は0歳児からでも利用できるほか、小さなボール状に加工した池田町の広葉樹が敷き詰められた「木の玉プール」や、高さ1.5mの「杉のウッドクライミング」など、全身で木のぬくもりを感じることができる。

同じく池田町内の「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」では、本物の森のなかでアクティビティを楽しめる。標高339mの尾根から地上60mの高さを滑走する「メガジップライン」、樹上に広がる森のジャングルジム「アドベンチャーパーク」など、刺激的なアトラクションが満載だ。

「木によって子供たちを育む町」をめざす池田町の取り組みは、今後、地域活性化の事例としても注目を集めていくだろう。

DATA

池田町役場


TEXT:松田敦

関連記事

林業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. ベテランフォレスターが徹底比較! 現場目線で語るアイテム試着レビュー【ヘルメット編】...
  2. 【2023年版 大型チェンソー7選】メーカーに聞く「林業向け」機種、最適な1台は?...
  3. 今までのハーネスはNG!? 林業現場が知るべき2022年1月新規格のポイント!
  4. 石川県能登半島地震後の石川の林業は? 能登の林業家に支援を
  5. ベテランフォレスターが徹底比較! 現場目線で語るアイテム試着レビュー【防護パンツ編】...
  6. 「稼げる林業の方程式」とは? 4人の林業家を通して見つけた重要ポイントを解説...
  7. 『きちんと応募がくる』林業専門の求人サイトRINDOがオープン! なぜ今、開設?...
  8. 伐木も枝払いもコレ1台でOK!? ウワサのSTIHL最新チェンソー『MS 500i』を使ってみた...
  9. メーカー担当者に聞いた! チェンソーの賢い選び方
  10. 木を食べる&木で調理する! 「味覚」から考える木材活用法が続々誕生中...

フリーマガジン

「FOREST JOURNAL」

vol.18|¥0
2023/12/22発行

お詫びと訂正

» Special thanks! 支援者さま一覧はこちら