注目キーワード

エコ・地域づくり

《世界一高い木造ビル》オーストラリアで建設へ! 木造建築で新構想!

オーストラリアの西オーストラリア州パースに、世界一高い木造ビルが誕生する見込みだ。環境問題にも目を向けた木材を採用した木造「ハイブリット」建築にはどんな特徴があるのだろうか?

世界一高い木造ビル
その建設計画とは!?

オーストラリアの西オーストラリア州パースに、近い将来、世界一高い木造ビル『C6』が誕生する見込みだ。市当局が今月5日、木材を大規模に採用した高さ191.2mの木造「ハイブリッド」構造のビル建設計画を承認した。この超高層ビルは、現在世界一高い木造ビルのほぼ2倍の高さとなる。

開発業者によると、建物の42%が木材で建設され、柱やコア部分は鉄筋コンクリートが使用されるという。そして、集成材の梁と鋼鉄製の外骨格を組み合わせて構造を支える。NPOの高層ビル・都市居住協議会(CTBUH)によると、C6が完成すれば、木造と鉄骨造のハイブリッド構造として現在世界一高い米ウィスコンシン州ミルウォーキーにある25階建て、高さ86mの「アセントタワー」を超えることになる。

通常、高層ビルは鉄骨とコンクリートで建てられる。セメントは二酸化炭素(CO2)の全排出量の8%を占めている。そのためコンクリートや鉄鋼を木材などのバイオ素材に置き換えることで、建物が環境に与える影響を大幅に削減できるのだ。

木造建築によって環境問題を阻止できる未来がくるのかもしれない。




文/編集部

関連記事

林業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. イギリス・アーバーテック社の林業防護用品の国内販売を開始! デザイン性豊かなラインナップに注目...
  2. 林業×アート、異色の融合! 林業知識を活用し、新領域を創造する「ディレクターコース」とは...
  3. ベテランフォレスターが徹底比較! 現場目線で語るアイテム試着レビュー【ヘルメット編】...
  4. 【暑さ対策アイテム5選】熱中症リスクを減らし、安心&快適に。注目アイテムを紹介!...
  5. 【2025年版 チェンソー7選】メーカーに聞く「林業向け」機種、最適な1台は?...
  6. 【特殊伐採】安全対策の現状と対策は? 道具や技術に対する知識不足に警鐘...
  7. プロ向け刈払機用ナイロンコード『テラマックス』がオレゴンから発売
  8. 【2023年版 大型チェンソー7選】メーカーに聞く「林業向け」機種、最適な1台は?...
  9. 今、森林に求められている機能が明らかにー専門家が指摘する最も重要な機能とはー...
  10. 林業に役立つ人気アイテムを抽選でプレゼント! 応募受付は2025/6/1まで!

フリーマガジン

「FOREST JOURNAL」

vol.23|¥0
2025/3/25発行

お詫びと訂正

» Special thanks! 支援者さま一覧はこちら